グリムはどこ???
───いない。どうしよう
ドサッ
限界だ。走れない。
呼吸が荒くなっていく。同時に視界は歪み頭が痛い
さっきから別のことばっかり考えてしまってグリム探しに集中できない。
息が荒くなっているのもそうだが、エースに…信じていた人に信じて貰えないことがとても辛く苦しかった
ふっと
意識が途切れた
うっすら意識がある。
この独特な匂いと静かさとフカフカとしたベッドがあるのは私がよくサボりに使う保健室だと直ぐに分かった。
声が聞こえた。デュースだ
しばらく…?
あれからどれぐらい経ったのかな
分かってるけど辛い…
エース、昨日来てくれてたんだ
グリム…
迷子になってないかな
でもデュースが探しに行くなら安心だ
──ガラガラガラ
──ガラガラガラ…バタン
──────ドスッ
地面が微かに揺れ、エースが座る音がした
…エースのせいじゃないよ
もしかして反省してるの?
───────ゴーン…ゴーン……
(予鈴が鳴った)















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。