いやいや、田舎民だよ?私。
星が嫌いなわけないじゃん。
あんな綺麗な空に浮かぶダイヤモンド。
永遠と見ていられる。
てへ、と効果音がつきそうなほど
私の顔はデレデレしているだろう。
こうして思いを伝えられる関係。
とってもいいから。
行くよ、と手を繋がれた。
好きだって…!
やばすぎ!!
もう、玲於さんだいすき。
こんなに気持ちは大きくなっているのに
まだ付き合ってはないんだなって思うと不思議だ。
卒業…したんだけどなぁ
車かと思いきや電車らしく
東京から離れたところに行くみたい。
玲於さんとの旅などこでも楽しいし嬉しいからいいんだけど
ひとつ変わったこと。
前まで手を繋ぐときは私の腕をつ掴む玲於さんだったけど
今ではちゃんと手を繋いでくれて
指も絡ませてくれているんだ。
ムチムチな指がたまらなく愛しくて泣ける。
そして時刻はもう既に、6時をさしていた。
大丈夫なのかな。
玲於さんの横顔はとっても綺麗で美しかった。
…私で大丈夫なのか。
不安になってきた…
引っ張られてついて行く。
玲於さん、マスクにフード。
こういうところで一般人と芸能人の差が現れる。
…普通のデートしてみたいなぁ…なんて。
.
ある山の展望台みたいなところに来て星を観察中。
都会とは違って空気が美味しい。
空も澄み渡っていて地元と同じぐらい綺麗。
その一方、玲於さんはというと
柵にもたれかかって疲れた顔してる。
柵にもたれかかっていた玲於さんは
自分の足でたって私の前に立つ。
玲於さんの言葉一つ一つに
ドキッとして
玲於さんにやっと言われた言葉。
過去一嬉しいシーン。
大好きな人に告白される。
そう言って、私達は抱き合った。
肌寒い今も玲於さんと一緒なら寒くない。
むしろ、暑いぐらい。
なんて冗談のつもりで言ったのに
私から離れて大人の顔をする。
っ…これが大人の余裕ってやつ…
玲於さんと同棲なんか夢の夢の夢。
絶対だめ…
玲於さんとずっといたら離れなくなるから
今の部屋の感覚が1番いい。
未来の約束。
…もちろん引き受けますよ。
急に玲於さんの顔が近くなって
私の唇に触れた柔らかい玲於さんの唇。
よしよし、撫でられた頭。
グシャグシャになったけどどうだっていい!!!
だって今…
初めてのキス。
玲於さんだから、嬉しくてっ
本気にするから、だって。
ただの隣人から始まった恋。
相手は有名なアーティストで
私は田舎から越してきた高校生。
絶対ダメな関係なんだと思うけどさ
恋って歳とか関係なく好きになっちゃうものだからさ
止められないんだよ。
一度好きになってしまった人は。
私で言ったら玲於さん。
ずっとずっと大好きたのは玲於さんだけだよ。
何があっても ─────
私の隣は佐野さんだけ。
" 隣人の佐野さん "
から
永遠の
" 隣の佐野さん "
へと、変わった。
Fin…












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!