私たちの学校にはいくつか噂?のようなものがあるらしい
「あなたちゃんきいてるの?」
『へ?あ、ごめん考え事してた』
「また剣持くんのこと考えてたとか〜」
友達がニヤつきながら私の頬をつつきながら言ってきた
『べ、べつにちがうし!!』
「別に誤魔化さなくてもいいのにー」
私はクラスメイトの剣持刀也くんに恋をしています
「話戻すんだけど」
「その体育祭のダンスで最後のペアの人が運命の人で幸せになれるんだってさ」
「本当かは分からないけど私の知り合いの先輩が言ってた」
『そ、そうなんだ』
そんな噂が本当なら私も剣持くんと...
なんて何考えてるの私!!
うぅでも私剣持くんと同じ団だし行けるかも?
でもあれってランダムでは?
どうすれば??
うわぁ〜
『どうしよう...』
「あなたさん次移動教室ですよ?」
『へ?あれ?○○ちゃんは?』
「○○さんなら先程次の教室に向かいましたけど」
『そ、そうなんだ..』
あの裏切りものぉ!!!
てか待って私剣持くんと話してる!!
私今日運いいかも!!
その後私たちは話しながら次の移動教室に向かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。