ん……誰かの…声が聞こえる…
知らない…声
あれ…?
おれいま…どこに…?
一気に意識が浮上した。
殿下?王子ってこと?
いや、そんなのになった覚えは……
調理場……キッチン?
あ、そうだ…俺…
異世界転生……したんだ…
??????
なぜ驚かれる?
だって、さっきまで怒ってたじゃないか。
声を震わせ、て…
もしかして、怖がっていた…?
何で?
あ、そういえば…
俺、この世界だと嫌われてるんだっけ?
すち視点
さて、焦ってキッチンから出てきたけどどうしようか
やることないしってか、何やるか分かんない
ってか、城の廊下長すぎじゃない?
暇なんだが?
《すちよ……》
え、誰
《わしは神…お主を転生させた張本人じゃ…》
いやお前かよ
…で、張本人が何の用だい
《冷たい()と、そんなことはどうでもいいんじゃ》
だからなんだってんだい
《お主が異世界転生したのは知っておると思うが…ここがどんなところかはわかっておるか?》
どっかの国の城じゃないの?
そういや俺、殿下とか言われた
《ふむ…そこまでわかっておったか。》
生前がゲーム厨だったんでね
《観察眼が合って何よりじゃ、説明が省ける。》
めんどくさいなら転生させなきゃ良かったんじゃ?
《間違えたんじゃ!…と話が逸れたな
とにかく、今からこの世界の説明をしよう》
説明ですか
《……いざやろうとすると、何を教えようか全く思い浮かばん…》
oh......馬鹿…
《まぁ、聞きたいことがあったら聞いてくれ》
今何すればいい?
《ふむ、今日は確か…予定は何も無かったはずじゃが……》
ん?今日"は"?
《あぁ、お主が転生した 第三王子のすちは、毎日毎日予定が変わるんじゃ》
第三王子だったんかい
《あぁ、6人兄弟じゃ》
多。
《まぁ、困ったら呼んでくれ、わしが助けるわい》
了解でーす
ま、予定がないならやりたいことをすればいいだけだ
何しようか…
あ、この城のマップを脳内に叩きつけとこう。
迷わないで済むし。
こんにちは、主です。
???さん出てきませんでしたね。
まだアンケートは取りますので、やってない方はお早めに。
あと、《》←これは神の言ってることです。
あ、わかってる人も多いと思いますが、すちくんの観察眼が長けているのは、脱出ゲームで色々と鍛えられたからです。
特に話すことはないので、さよならー











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。