第6話

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2024/04/13 12:09
授業終わり後....





私 「はぁ...」





奈々「あなたが授業聞いてないとか珍しすぎだよ?どしたの?」




私「ね、なーにやってんだろ、」




縁下「北原!!」




私「縁下くん!どしたの?」




縁下「ちょっと手伝って欲しいことあって」




奈々「じゃあ今日私部室の鍵開け当番だからもう行くね!ゆっくり休みなよ〜」




私「ありがと!奈々も部活頑張って!!縁下くんいいよ手伝うよ〜」





縁下「助かるよ〜先生から課題プリントまとめる雑用頼まれちゃってさ笑」




私「縁下くんになら任せられる!って期待されてるんだよ笑」




そういいながら隣の空き教室へ向かった。




私「これ1枚ずつまとめてホッチキスでとめればいいんだよね?」





縁下「そうそう!よろしくお願いします!」





そこから黙々とお互い作業を進めた。





静かなのは静かでなのは気まずいなあ。




あとバレー部を見るとやっぱマネージャーの話ばっかり思い浮かんじゃって、ほんとにどうしよう。




私がやるとして周りからは何で思われ...




私「痛っ」




縁下「どうした!?大丈夫か!?」




私「あ〜大丈夫、ちょっと紙で指切れちゃっただけだよ。」




縁下「絆創膏取ってくる!」




私「え、いいよこのくらい...ってもういないし」




縁下「あったよ、ほら指貸して」




私「このくらい自分で貼れるよ!」




縁下「ダ〜メ、早く出して」




私「...じゃあ、お願いします」





縁下「もしかしてマネージャーの件悩んでる?」





私「まあね、ほら、バレーの知識なんて全くだし、
私に務まる気しなくて...それに、」





縁下「それに、?」





私「誰かのためにって思って動くのは嫌いじゃないけど、私が動いたらあまりよく思われなかったことあって」





 「何もせずに平凡に過ごしてたほうが平和な気がするの。」




縁下「...1つだけ。北原が過去にどんなことがあったかはわからないけど、少なくとも今の北原を見て、俺や田中、西谷が適任だって思ったんだ。」




「だからもし、北原がマネージャーをしてくれたとしたら、その時はもし周りから何か言われるようなことがあったら俺たちが全力で守るよ。」





私「縁下くん....」





縁下「俺たち2年もそうだけど、3年の人たちもそうだし、今年から入ってきた1年も。みんなで守るよ。」





その姿は、いつもの縁下くんより何倍もかっこよく見えた。





そして、この人たちのために何かしてあげたい!






その決心がついたとともに思わず縁下くんの手を握った。





私「ありがとう!私やってみる!また誰かのために私ができることがあるのなら!」





縁下「う、うん!//////」





縁下くん、顔ちょっと赤い??





私「って、ごめん!/// つい勢いで手を//」






縁下「だ、大丈夫...//」






私「今日の縁下くん、なんかいつも違ってちょっとヒーローみたいにかっこいいね、!」






縁下「な..なんだ!そのいつも普通みたいな言い方は!//」






私「じゃあいつもよりさらにってことで!」




縁下「お...おう、」




  「とりあえず明日まず田中と西谷にも説明して、部活の時間にみんなに紹介って言う流れでどうかな?あと俺から清水さんに言っておくよ。」




私「うん!何から何までありがと〜!」





新しい挑戦、頑張ろう!!











- 西谷side -



力のやつまだ雑用おわんねえのか。




一応様子見に、、






西谷「力〜!迎えにきたぞ....ってあいつ顔赤くねえか?」





その隣は、北原。





なんで2人で一緒にいるんだろうか。







なんか、、





なんでだ、、、






モヤモヤする。


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