今日も、ジナと帰るために外で待機中。
着込んでるとは言え、寒すぎる…。
やっと来た。
思ったけど、なんでいつもこのぐらいに来るんだろう。
…まぁいいや。
なんか手が暖かいと思ったら、手を繋がれてる。
ちょっと照れるんだけど?
顔を真っ赤にする僕を見て、にまにま笑うジナ。
…気づいてるな。
焦って拒否してしまう。
本当は正解なんだけど…。
僕は、ずっとドキドキが止まらなかった。
玄関の扉を開けて、お家に帰宅。
謎の安心感があって、家は好きだ。
早急に手を洗い、疲れた体をなんとか動かして着替える。
そして、部屋のドアを開けて、ベッドにダイブした。
外よりも断然に暖かいベッドは、僕を包み込んで離さない。
僕は、そんなベッドの上でスマホをいじる。
すると、ジナからカトクが来ていた。
…いろいろ言いたいことがありすぎる。
可愛いは…もういいけど。
デート!?デートか…まぁ、せっかくのお誘いなので、行きます。
めちゃくちゃ無愛想になっちゃった!!!
もうちょっと悩んだ方がよかったな…
お、映画。
なにを見に行くんだろう?とりあえず返事…
うん、さっきよりはよくなった。
しばらく待ってみると、ジナから返事が。
そういう時もあるよね。
それより、ジナの会話能力が高すぎる。
僕とは大違いだなぁ…
僕も笑って返してみる。
ジナと会話してる時が一番楽しいし、どんな瞬間よりも好きな気がしてる。
…僕凄いジナのこと好きみたい。
付け足すように、スタンプも一緒に送ってみる。
すると、ジナからもスタンプのお返しが。
…イタチみたいなスタンプだ。
そして、イタチのスタンプをもう一度送ってきたジナ。
どことなくジナに似ていて、凄くかわいい。
僕も買ってみるか…
なんて、呑気なことを考える。
とりあえず、土曜日のことを考えてみた。
なにをするのかな、凄く楽しみだな、なんて。
僕は、服を探すために、クローゼットを開ける。
おしゃれな服はそんななかったけど。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。