六限目のチャイムが鳴り、帰る支度をする。
今日もジナと帰るので、少しドキドキしてる。
ジナはまだ来ていない。
強制的に僕が待つことになる。
ちょっと寒すぎるから早く来てほしいんだけど…。
息を切らしてやってきたジナ。
流石にそこまでは大丈夫。ありがとう。
ぎゅっと手を握られる。
僕はまだ恋愛歴が少ないわけだから、何事にもドキドキしてしまう。
恋人って難しいな…
ジナにドキドキしてた〜なんて言えるわけない。
恥ずかしすぎて言う前に爆発しちゃう。
思わず車道側に出てしまってたっぽい。
ジナが助けてくれた。
優しいオトコだ…。
車道側に寄ってくれるジナ。
これジナも危険じゃない?大丈夫かな?
僕を心配そうに見つめる。
自分の心配もしてほしいんだけどな…
手を振って、道を別れる。
少し寂しいけど、仕方ないこと。
…ん?なんで僕寂しいとか言ってんだ。
授業で積み重なった疲れを癒すために、家へと駆け込む。
あー早く寝たい!!
速攻で手を洗い、着替えてベッドにダイブ。
あ、温かい…!
重たい瞼を閉じて、眠りにつく。
最高な睡眠だ…
気がつけば、僕はいびきをかいて寝ていた。
ちなみに、僕は夢を見た。
ジナと一緒に遊園地に行くっていう。
…なんか恥ずかしい!!
ガバッと目覚める。
目の前のベッドはぐちゃぐちゃになってる。
…寝相悪すぎたな。
なんとかベッドを正して、綺麗にしてみた。
…そんな変わってなくない?
独り言を呟いて、リビングへと降りる。
ご飯がない。これは困った。
両親も仕事で帰ってきてないので、近くのコンビニへと向かう。
せめてご飯ぐらい用意しといてほしい。
たくさんある美味しそうなご飯を見ていると、
突然後ろから声をかけられた。
ジナだった。
まさかの遭遇してしまった…。
にこにこと僕を見つめるジナ。
ちょっと照れる。
僕の手を引いてお弁当を見るジナ。
…お弁当を見て絵になるなんて、本当に凄い恋人だ。
あー、もう僕本当ダメダメだ…
こんなに恋人に見惚れちゃってどうすればいいの。
ジナに人生を狂わされてる気がする。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。