第2話

knmc
107
2024/02/16 15:34
「ろふまおに剣持は要らない」

『そんなのッッ、分かってるよッ』

僕はかっこいい大人を目指すユニットに入っているのにも関わらず、大人にはなれない
そんな僕が要らないのは100も承知で入ったんだッッでも、もう限界かな、大人になれないのなら、このまままたループして、、、クラスメイトに忘れられるのならッッ死んでしまったほうがいいじゃないか

   「今さら気づいたんですか、剣持さん」

やめて、、社長ッそんなことわかってるから

    「もちさん、気づくの遅かったなぁ」

そんなこと言わないでッ

       「ですね、アニキ」

僕なんて、

 「「「剣持刀也なんてろふまおに必要ない」」」

知ってるからッねえッ言わないで、、!
もうわかったからッッ
あぁ、収録、、行かなくちゃ


『お疲れ様です〜』

加「あっ、剣持さんこんにちは」

『不破くんと甲斐田くんはまだ来てないんですね』

加「ええ、剣持さん。あの」

『なんですか?』

加「顔色が悪いようですが、何か悩み事でも?」

『ないですよ〜、社長こそないんですか?』

加「そうですね、、剣持さんがろふまお((」

ヒュッッ

『やっぱり僕はろふまおに必要ないですよねッ失礼しますッッ』

バタンッ

加「ちょっと待ってください!!」

不「お疲れ様で〜すって社長なんかありました?」

加「剣持さんがっっ、」

甲「もちさんがどうかしましたか?」

加「顔色が悪いまま走って行かれて…」

甲「僕、追いかけてきます」

不「俺も、社長はDに撮影日変えてもらってきて」

加「っはい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『はぁっ、はあっ、、疲れた…』

やっと家に着いた。体力が落ちたのか?そんなことはないだろうだけど…やっぱり言われてしまった…僕がろふまおから抜ければいいのだろう、そうすればッソウスレバッッこの苦しみから解放さレルッッ、、、社長もみんな優しいから抜けろなんて言えなかったんだッでも、抜けるとなるとリスナーが騒いで迷惑をかけるかもしれなイッ

『死んだらメイワクかけないで済むカナ?』

きッとそうに違イナイ!!!どうヤッテ死のうカ!!飛び降り、首吊り、オーバードーズどれがイイカナッでも、死ぬならやっぱり苦しくなく死にたいナもう苦シミたくナイオーバードーズにしヨウ!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
甲「どこにも、もちさんいないっ」

加「もしかして家に、、」

不「そうかもしれん、社長車出せるか!?」

加「はいっ」

甲「もちさん、生きてるよね…」

不「不謹慎なこと言わんといてくれ、、」

加「つきましたっ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガチャッ

『早くシナイと、、、』

ゴクッ、ガリッ

『頭、ふわふわしてきたなぁ』

加「剣持さんっっ、」

『しゃちょー、どうしたんですかぁ?』

不「薬の瓶が転がってたっodや!」

甲「もちさん吐かしといて!しゃちょっ」

加「剣持さん!トイレ行きますよ!!」

『どうかしたのぉ?』

加『ッッッ失礼しますよ!』

『オェッ、ウ゛ッッ 』

加「これで全部でしょうね」

『…クタ

甲「寝ちゃったねもちさん」

加「ゆっくり寝てもらいましょうか」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『なんでッッ僕生きてるのッッ』

加「剣持さん、起きられましたか」

『ぇッッ、なんでここにいるのッッ』

甲「もちさんが心配で…」

『嘘だッッ僕なんか要らないって思ってるくせにッ』

『なんでそんなこと言えるのッッ』

「「「え、、、」」」

なんでそんなッそんな悲しそうな顔するのッッ

ギュッ

加「誰がそんなこといったんです?」

甲「そんなこと思ってないですよ」

不「そんなこと誰も思ってるわけ無いやろ」

『ほんとに、、?』

「「「本当ですよ/やで!」」」

『……笑』

加「剣持さんはちょっと疲れちゃったみたいですね」

『そんなこと、、』

甲「そんなことあるから!」

不「今はゆっくり休もうな」

『…はいっ!』
『こんにちは〜、剣持刀也です』

僕が今日も元気に配信できるのは、間違いなくあの時の皆んなのおかげだ
fin.

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