え、今「小川さん」って言ったよね?
あとで聞いてみよっ
え、皆男女の区別って喉仏なの?(そんなことはない)
はい、来ました男子ー
今話してたのに最悪ー
可愛いーーー
(私はこの1年間何回可愛いと口にするのだろう…笑)
はい、今絶賛移動中でーす
(絶対『絶賛』の使い方間違ってる)
“キャー小川先輩ー!”
“今日もかっこいい!”
うん、わかったから←そこ「わかった」って言っちゃダメ
“あの子誰だろう”
“凄く可愛い”
“転校生の子だ!可愛い!”
“あの男の子藤井くんっていうらしいよ”
お、わかってくれた!←すっかりファンになっている
よし、これでモテ期も終わる!(早く終わって欲しい)
“あの二人が隣にいるってヤバい”
“目の保養力が前の倍”
“ずっと二人でいてくれないかな”
…うん?
何か違うことに発展してないか?
ー体育館ー
何とかつきましたぁぁ!
大変だね…って同情してくれてるけど、たぶん君もそうなるよ。
座ってて言ってますけど私も見学なんですよねー笑
私も座りまーす
いやー今日バスケなんだよねー
あんま好きじゃないからラッキーだわー
適当に見てよーっと
なんも話すことがねぇぇぇ!!
え、どうしたらいい!?
びっくりしたー
『危ない』という声が聞こえたので振り向いてみると向こうからバスケットボールが。
絶対私の顔面に当たるとわかったので、咄嗟に目を閉じた。
…。
あれ、当たってない。
え、藤井くんいつの間にボールキャッチしてたの。
藤井くんの投げたボールは
向こうのリングの方に行って
ゴールに入った。
今日来たばっかりなのに黄色い歓声が凄い。
や、部長でも出来ない人いると思うよ!?
授業終わり
あ、そういえば!
私は少し疑問を抱きながら体育館を後にした
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この小説を読んでいる皆さんへ
作者の部屋やはしもっちゃんの小説でも書きましたが
この小説をフォロワー限定にします
でも急なので10話までは全体公開にします
わがままな作者を許してください_| ̄|○
宜しくお願いします!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。