第2話

#2
962
2020/04/02 09:00



え、今「小川さん」って言ったよね?



あとで聞いてみよっ











小川 あなた
なんでわかったの?
藤井 直樹
藤井 直樹
な、何が?
小川 あなた
うちが女って
藤井 直樹
藤井 直樹
…え?笑
小川 あなた
よく間違えられるから
藤井 直樹
藤井 直樹
あー…喉仏なかったから?笑



え、皆男女の区別って喉仏なの?(そんなことはない)







小川 あなた
ああ、そう笑
クラスメイトの男子
あ、小川!!




はい、来ました男子ー
今話してたのに最悪ー






小川 あなた
何?
クラスメイトの男子
次の時間、体育じゃん?
藤井くん連れて行きなよ?
小川 あなた
あーそっか、じゃあ早速行く?
藤井 直樹
藤井 直樹
じゃあ宜しく(ニコッ


可愛いーーー
(私はこの1年間何回可愛いと口にするのだろう…笑)











はい、今絶賛移動中でーす
(絶対『絶賛』の使い方間違ってる) 









“キャー小川先輩ー!”

“今日もかっこいい!”






うん、わかったから←そこ「わかった」って言っちゃダメ










“あの子誰だろう”

“凄く可愛い”

“転校生の子だ!可愛い!”

“あの男の子藤井くんっていうらしいよ”






お、わかってくれた!←すっかりファンになっている



よし、これでモテ期も終わる!(早く終わって欲しい)












“あの二人が隣にいるってヤバい”

“目の保養力が前の倍”

“ずっと二人でいてくれないかな”














…うん?
















何か違うことに発展してないか?












ー体育館ー




何とかつきましたぁぁ!




藤井 直樹
藤井 直樹
小川さん、廊下っていつもこんな感じなの?
小川 あなた
うん、私が入学してからずっと
藤井 直樹
藤井 直樹
大変だね…

大変だね…って同情してくれてるけど、たぶん君もそうなるよ。


小川 あなた
あ、もうすぐ体育始めるけど、ジャージ持ってる?
藤井 直樹
藤井 直樹
僕持ってないから見学なんだよね
小川 あなた
じゃあ、そこで座ってて!

座ってて言ってますけど私も見学なんですよねー笑
私も座りまーす










いやー今日バスケなんだよねー
あんま好きじゃないからラッキーだわー
適当に見てよーっと






















小川 あなた
 …。
藤井 直樹
藤井 直樹
 …。



なんも話すことがねぇぇぇ!!




え、どうしたらいい!?










藤井 直樹
藤井 直樹
ねぇ小川さん?
小川 あなた
あ、はい何でしょう!!
びっくりしたー
藤井 直樹
藤井 直樹
僕…小川さんに…
クラスメイトの男子
危ない!!
小川 あなた
え?…!!
『危ない』という声が聞こえたので振り向いてみると向こうからバスケットボールが。


絶対私の顔面に当たるとわかったので、咄嗟に目を閉じた。 
 


























 …。



あれ、当たってない。






小川 あなた
(目を開ける)
藤井 直樹
藤井 直樹
(ボールをキャッチしてる)



え、藤井くんいつの間にボールキャッチしてたの。





藤井 直樹
藤井 直樹
よいしょっと(ボールを投げる)

藤井くんの投げたボールは








向こうのリングの方に行って






ゴールに入った。







小川 あなた
えぇぇぇ!!
クラスメイトの男子
おぉー!
クラスメイトの女子
キャーーー!
今日来たばっかりなのに黄色い歓声が凄い。

小川 あなた
凄いね…
藤井 直樹
藤井 直樹
あ、僕バスケ部の部長だったから…

や、部長でも出来ない人いると思うよ!?













授業終わり


あ、そういえば!
小川 あなた
藤井くんさっき言おうとしたこと何?
藤井 直樹
藤井 直樹
あ、いや何でもない!大したことじゃないから
小川 あなた
ふーん、そう


私は少し疑問を抱きながら体育館を後にした







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この小説を読んでいる皆さんへ


作者の部屋やはしもっちゃんの小説でも書きましたが


この小説をフォロワー限定にします



でも急なので10話までは全体公開にします




わがままな作者を許してください_| ̄|○



宜しくお願いします!


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