⟡ 食堂
扉を開けた先に広がった景色は 、本当に学校の設備かと疑うほどに広い食堂であった
汚れ1つ付いていない白い壁に 、緑色のパイプ椅子
正直住める
そんな風に 、少しだべっていると 、向こうの食堂から3人ほどの人が現れた
その中の金髪の人がこちらに気づいたようで 、駆け足で近寄ってきてくれた
彼女はオレ達の散歩ほど前で立ち止まり 、綺麗に後ろを向き 、あの2人に手を振った
随分とテンションが高いな
そっちの方がこちらとしても話しかけやすい
青髪の子もかなり気分が高揚しているようだ
何がおけかは分からないが 、とにかくそういうことにしておこう

超高校級に選ばれている通り 、彼女の活躍は目を見張るものだ
状況判断の速度が他の人とは段違いであり 、確かに彼女はかなり頼り甲斐がある
彼女も自分の才能にかなりの自信があるようだった
それもそうだろうな
それで倒れなければ良いが … まぁ杞憂だろう
あいりんと呼ばれた黒髪の女性は 、1歩前に出てきてコホンと咳払いをした

噂に聞いていた通りだ
最初は吸血少女なんて才能に度肝を抜いたが … 悪い人ではないみたいだからな 、安心だ
寝音クンは首を傾げた
まぁ無理もない 。こんなファンタジーじみた才能 、冗談かと思っても仕方がないだろう
吸血鬼の中にも階級なんてものがあるのか
まぁ人間と対して違いは無いだろう 。多分
それならば 、オレ達が貧血で倒れることはほぼないと見て良いのだろう
悪いやつではなさそうだ 。寧ろ優しそうだな
そう言い 、アイリスクンは青髪の女の子の肩を叩いた
彼女はピンと背を伸ばし 、ハキハキとオレ達に自己紹介をし始めた

そう 、寝音クンの言う通り 、夏希クンは多才なのだ
テレビ番組からマジックショーなど 、エンターテインメントで引っ張りだこの超高校級
それだけではなく、警察や医者の手伝いもするというオールマイティな完璧人間だ
話を聞いている限り 、2人ともそれぞれ得意分野は違うのだろう
人を助けると言っても 、それの意味はそれぞれあるからな
3人を背に向け 、オレ達は扉に向かって歩き出した
《 スイリョウ スズネ の絆のデータをゲットした !! 》
《 アイリス ・ ヴァレンタイン の絆のデータをゲットした !! 》
《 テンドウ ナツキ の絆のデータをゲットした !! 》
⟡ 図書室
噂には聞いていたが … 想像の3倍は広いな
娯楽小説から伝記 、英和辞典に広辞苑まで 、世界中の様々な書籍が揃っている
データベースのオレは使用することはないだろうが … 普通の人なら一生かかってもこの図書室内の本を読むことは出来ないだろうな
寝音クンは嬉々とした表情で声愛クンの方へ向かって行った
オレも2人の元へ駆け寄った
早く他の超高校級の人達に出会いたい
堂々と立っている黒髪の子とは違い 、茶髪の子は1歩後ろに引いていて 、縮こまっている
性格が180度位ほど違う2人だった
そう言うと 、彼女は掌をこちらに差し出してきた
お先にどうぞの合図みたいだ

アイノアって呼ばないんだな …
アイノアクンの事を調べる際に 、彼女の作った人形を軽く見たが 、どれも生きているかのように技巧だった
人形のことで彼女の右に出る人はそうそう現れないだろう
オレも画面越しに見ただけだからな 、生で見てみたいものだ
ビクッと肩を震わせ 、彼女はか細い声を出した
視線に慣れていないのか 、目が泳いでいる

話すにつれ段々と声が小さくなってきていたが 、自己紹介は終えられたようで良かった
図書室に図書委員 … 配置が完璧である
流石にそこまでは求めていない
今日来たばっかりの学校の図書室の本の位置を覚えていたらもはや超人だ 。アカシックレコードだ
データベースであるオレでさえ言えるか怪しいんだ
言えなくても問題は無い
今の図書委員はこんなにレベルが上がっているのだろうか
いや 、彼女は超高校級だから当たり前 … なのか ?
自己肯定感が低いのも考えものだな
しかし 、こう聞くとかなり有能のように感じる
もう少し自信をつけてもいいと思うが …
簡単な自己紹介は終わったし 、そろそろ他の場所に移ろう
超高校級はまだまだいるんだ 。早く動かなくては
《 アイノア・マルディシオン・ルグブレ の絆のデータをゲットした !! 》
《 コヒナタ ヒマリ の絆のデータをゲットした !! 》
提出期限を過ぎているので 、“ 超高校級の怪盗 ” の才能希望の方は 、早めに出して頂きたいです !!
いつまでに出せそうかコメントをお願いします … !!🙏
3日ほど待ち 、反応がないようでしたらこちらで勝手にキャラを作らせて頂きます🙇♀️🌐












































編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。