第9話

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2021/08/12 00:46 更新
「…ん?」

私が朝起きると、昨日同じ布団で寝ていたはずの「妹」がいなくなっていた。

もしや使用人に2人で寝ていたのが見つかり、あいつだけ叱られているのではないだろうか。

「…あなた!」

まだ二人分の体温を残す布団をめくり、戸を勢いよく開けて廊下へでた。
すぐさま駆けようとしたが

「きゃあっ!?」

「あ、わりぃ!急いでるんで」

使用人の人とぶつかってしまった。ああいう大人はどれほど早く起きているんだろうか
今度はぶつからないように早歩きで廊下を進む。

(叱られるとしたらどこだ?
にしてもなんでアイツだけ…)

そんなことを考えて廊下を歩いているうちに、お目当てはすぐに見つかった。

「…あなた?」

「あ、真希お姉ちゃん」






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そろそろ5時だろうか、まだ日が登り切っていない
青空に薄く広がるオレンジが良く映えていた。

家の手伝いをしなければならないので、この時間に起きるのが日課になっていた。

「ん…」

布団から出るため腕をあげようとしたが、左手に違和感を感じ、左手に目を向ける。



私の左手は真希お姉ちゃんの右手を握っていた。
昨日無意識のうちに握っていたのだろうか。


起きなければならないため、手をゆっくりと離した。

「…」

普段あまり苦痛に感じない起床がつらく感じた。




ささっと寝巻きから着替えると、部屋の戸に手をかける。

くるりと振り向き、真希お姉ちゃんの方を確認する。
まだ眠っているようだ
わざわざ起こすのも申し訳ないし、そのままにして部屋を出た。


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「…っと」

使用人さんから言われたように、部屋に置いてある花瓶の水換えしていた。

大体の部屋の主は仕事か朝食でいないが、たまに部屋にいる大人と目が合うと少し気分が悪くなる。大人は苦手だ。

だがその水換えもあとこの部屋で終わる。
トンと部屋の戸をノックした。返事が来なかったので居ないものだと思い、スっと戸を開けたが_

「…」

「…真衣、お姉ちゃん?」

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