第118話

55話
4,710
2023/03/23 07:00 更新
あなたside


岩本「ほら、もっと近寄りなよ」


目黒「そうっすよ(笑)」





見てるみんなはノリノリで。

撮られる側の私達二人は少し困ってる。





向井「ちゃんとしたカメラなくて悪いけど
俺の手にかかれば携帯でも上手く撮れるからねー」


深澤「さすが、こーじ(笑)」





康二くんが撮った写真。

前に見せてもらったことがある。

それは、どれも綺麗だった。


だから、正直私なんかを

撮ってくれるのは嬉しい。


だけど、みんなに見られながら

撮られるのはやっぱり恥ずかしい。

1年の女の子達も見てるし。





阿部「ほら、もっと寄って」






困って横にいるりょーちゃんの方を

見上げると、彼はそう言いながら微笑んだ。

なんだ、りょーちゃんまでノリノリじゃん。





『で、でも…』


阿部「じゃないとキスするよ?」





ひたすら躊躇う私に

りょーちゃんはたしかにそう言った。

隣にいる私にしか聞こえないくらいの声で。





向井「はい、チーズ!」





そして、康二くんのその掛け声が聞こえた。

その瞬間、私はりょーちゃんに

スマートにスッと引き寄せられた。

それからすぐカシャッという携帯の

カメラのシャッター音が鳴った。





向井「はい、おっけー!」


深澤「みせてみせて」


佐久間「え、めっちゃ良いじゃん!」


宮舘「カップルって感じだね(笑)」


岩本「お似合いじゃん(笑)」


渡辺「って、あなた、お前なんか顔赤くね?」





康二くんの携帯を覗き混むみんな。

口々に感想が述べられていく。

そして、翔太くんにそう言われた。


自覚済みです。それは。

だって、りょーちゃんがあんなこと言うから…





阿部「ふふっ、かわいいね?」


『うぅー、もうやめて!!からかうな!!』


阿部「あはは、顔真っ赤(笑)」






そんな私にりょーちゃんは

さらに追い討ちをかけてくる。


みんなは私達を気にせず

教室内を歩き回ったりしてるから

私の様子に気づいてないみたいだけど。






向井「あ、あなたちゃん、阿部ちゃん
あとで二人に写真送っとくわなぁー」


阿部「あぁ、うん。ありがとう」


『あ、ありがと、、』





何気にりょーちゃんと写真を

撮ったのは久しぶりだったっていうのもあって

私は、本当は嬉しかった。

でも恥ずかしくもあったけどね。


そんな感じで文化祭一日目は終了。

明日は土曜日だけど文化祭二日目だ。

それに、明日は一般公開もされる。

だから親とか他校の子とかも来る。


私達は、教室の見張りは

今日の午後から少し担当したから

明日はもう特に役割はない。


文化祭って、役割があったり

自由に友達と遊んだりできて楽しいなぁ。

プリ小説オーディオドラマ