第16話

久しぶりの本編!第12話
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2025/10/31 09:09 更新
ユノ
美羽ちゃんこっちこっち
霧島君と入れかわりにユノちゃんが戻って来て、リビングの奥へと誘ってくれた。
美羽
(おとなしくしていれば、危険じゃなさそう……?)
アイル
それにしても如月家きさらぎけもなんで、霧島家なんかといつまでも親しくしているんだ?
ユノちゃんはその男の子が嫌いなのか、つーんとした態度でそっぽを向いた。
ユノ
家柄がいいからって、えらそうにしているアイルたちより百倍マシだよ
アイル
えらそう、じゃなくて実際えらいんだ。おまえも家名を汚さないように、つきあう相手を選んだ方がいい。
ノエル
そうそう。落ちぶれた1家とつるんでも損しかないもんね。ユノって頭悪いよね。
美羽
(アイルくんは双子なんだ!)
コウ
霧島家なんかっていうのは、訂正してもらおうか
コウ先輩がアイルくんの肩にポンと手を置く。
その顔はにっこり笑っているけれど、目が全然笑ってない。
美羽
(コウ先輩が怒ってる……)
アイル
は?俺に触らないでくれる?人間と結婚したヴァンパイアの恥さらし一家が
アイルくんは眉間にシワを寄せて、パシンとコウ先輩の手を払った。
とたんにコウ先輩の瞳が、カッと赤色に変わる。
セイ
コウ!
コウ先輩の振り上げた拳を、目にも止まらぬ速さで掴んで止めたのは、いつの間にか現れた霧島くんだった。
美羽
(やっぱりヴァンパイアの身体能力はあなどったらダメだ。鏡の場所はほかのヴァンパイアにバレないようにしないと……)
コウ
離せ、セイ!誰のせいで霧島家がこんなふうにバカにされてると思ってるんだ!
コウ
霧島家はもともと上級貴族だったんだぞ!!それをこんな中級貴族なんかに
お腹の底から出してるみたいなコウ先輩の激しい声は初めて聞いた。
それぐらい、本気で怒ってるんだ。

霧島くんの瞳がちっょと揺らいで、コウ先輩の手首を握る力がゆるんだ。

空気がビリッと尖ったみたい。
霧島君のお父さん
コウ!!
霧島くんのお父さんの厳しい声が飛んできて、コウ先輩は振り上げた拳をピタッと止めた。
霧島くんのお父さんと背の高い男の人が、駆け寄って来たところだった。

あれっ?あの人もしかして……
私は気づいてなかった……
この時外で不穏な空気が流れていたなんて……



異変を感じていたのは外でピアノを弾いていたレン先輩だけだった
レン
なんだこの風は……
肌が切られるような感じだ……
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