第6話

だァレ?
1,135
2021/01/09 10:20
貴方
貴方
ちょっと、あのね、何も走っていくこと無かったでしょ。
五条悟
五条悟
うーん。(* 'ᵕ' )
悟は未だにあなたの手を離さない。
貴方
貴方
あの。手。
五条悟
五条悟
んー。いいの。俺を案内してよ。
貴方
貴方
、、、うん。
貴方
貴方
(面倒くさっ。)
五条悟
五条悟
(´∀`*)フフ
貴方
貴方
(なんでこいつ笑ってんの。)
手を繋いで歩き始めて数十分
貴方
貴方
はい、着いたよ。
五条悟
五条悟
おー、ここかぁ。
貴方
貴方
うん。
外見はとても綺麗な洋館だ。
五条悟
五条悟
じゃっ行こっかぁー。
貴方
貴方
そうですね。
未だ手を離さない悟。
もう諦めに入るあなた。
五条悟
五条悟
怖かったら抱き着いちゃってもいいぞあなた!(ơ ωơ)✧
貴方
貴方
うるさいです。
五条悟
五条悟
ヴッ
貴方
貴方
はい行きましょー。
五条悟
五条悟
(;-ω-)
次々と敵を倒していくあなたの悟。息ぴったりの合わせ技に呪霊は為す術もないようだ。
そしてボスと思われる呪霊の元へ辿り着く。
貴方
貴方
よっと。後はアイツだけだね。
五条悟
五条悟
そうだな。
いつの間にかあなたの悟に対する敬語は無くなっていた。
貴方
貴方
アイツだけ明らかに違う。
五条悟
五条悟
やっぱり?
貴方
貴方
そんじゃいっちょいきますか。
五条悟
五条悟
嗚呼。
タンッ 
あなたが脚力のみで高く飛び上がると同時に悟も攻撃を始める。
着々と攻撃を与えていく。
五条悟
五条悟
はっ!大した事ねぇなぁ!
貴方
貴方
ハッ!
あなたは何かに気が付いたかの様に悟の後ろへ回り込む。
五条悟
五条悟
なっ!
貴方
貴方
グツ!
悟の後ろからまだ残っていた弱い呪霊が攻撃しようとしていたのだ。
五条悟
五条悟
なっ!
貴方
貴方
ぅゥっ、
それに気付いて悟を庇おうと術式を発動しようとしたが間に合わず攻撃を受けてしまったのだ。
あなたが苦しむ中呪霊は容赦なく悟に襲いかかって来る、が次の瞬間呪霊は一瞬で肉片へと変わる。
そう、悟が攻撃をしたのだ。
五条悟
五条悟
おい!あなた!
五条悟
五条悟
大丈夫か!?
貴方
貴方
ウゥ。(ポロポロ)
よく見ると腹の辺りに深い傷が出来ている。
あまりの痛みに耐えきれずにポロポロと涙を零すあなた。
腹だけではなく頭にも大きな傷がある。それだけでは無い。至る所に傷が多く見られる。
貴方
貴方
さとるぅ、いたいよぅ。
とめどなく零れる一滴一滴の涙。
その一つ一つはとても儚く、美しい。
五条悟
五条悟
ッ、
五条悟
五条悟
(こんな時でも可愛い、美しい。そう思ってしまう俺がとても嫌いだ。だけど、思わずにはいられない。)
そう思いながら唇を重ねた。
貴方
貴方
貴方
貴方
なに、して。
酷く寂しげな顔をした悟の顔を最後にあなたは、意識を手放した。

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