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2021/07/30

第12話

第十章審神者の話
短刀達の部屋へ行くと、僕が近付いてくる気配を察知したのか、待っていましたと言わんばかりに皆が正座待機していた。
中には短刀以外の刀も混じっており、光忠と小豆がお菓子やら飲み物やらを運んでくる。
審神者
審神者
(映画鑑賞では無いけど、こっちも似た状況になってるなぁ)
今剣(極)
今剣(極)
あるじさま、きょうはどんなはなしをしてくれるんですか?
乱藤四郎(極)
乱藤四郎(極)
魔法が当たり前に存在する世界のお話って、僕達が居るこの世界じゃ有り得ない出来事が起きたりするから楽しみ〜
今剣や乱が目を輝かせると、壁を背もたれに座り、胡座をかいている薬研が口を開いた。
薬研藤四郎(極)
薬研藤四郎(極)
大将があっちの世界で何を見て、何をしてきたか聞けりゃあ俺達はそれで十分だ。だから変に身構えなくていいぜ
例え親しい仲でも僕にとって面白かろうが、皆からすればつまらない話だってある。
なので、短刀達からの期待が高まったことでプレッシャーが掛からないようフォローする薬研は流石だと思う。
囲まれる形で皆の前に座り、早速学校での出来事を色々と話した。
こういう時、短刀達に負けず劣らず興味を惹かれるだろう陸奥や鶴は出陣でいないので、帰ってきた後からまた騒がしくなりそうだ。
審神者
審神者
それでグリムが薬品を間違えて釜に入れてしまってね、泡が一気に廊下まで溢れ出してしまい、廊下には偶然にも……
今剣(極)
今剣(極)
にも?
審神者
審神者
マレウス先輩が居たんだ
“マレウス”の名が出ると、信濃や厚が「出た!マレウス先輩!」と再度名前を呼ぶ。
短刀達には学校での話を度々しているので、会わずとも生徒の名前や特徴を把握している者が大半だ。
中でもマレウス殿については、ツイステッドワンダーランドで五本指に入るほど高い魔力を持つ妖精の王族と最初の話で説明したのだが、インパクトが強過ぎたのか皆は「すげー!」と口を揃え、名前もすんなり覚えた。
平野藤四郎(極)
平野藤四郎(極)
ですが、マレウス様なら魔法で防げるのでは?
平野の言葉に「本人はそうしようとしたんだけど……」と僕は話を続けた。
審神者
審神者
近くを歩いていたセベク君がマレウス先輩の前に咄嗟に立って庇ったんだ。
案の定自滅しましたが
太鼓鐘貞宗(極)
太鼓鐘貞宗(極)
あははっ。前々から思ってたけど、そのセベクって生徒、長谷部とどっか似てるよなー
獅子王(極)
獅子王(極)
自身の主人に忠実過ぎる所が尚更、な
貞ちゃんと獅子王が互いに笑いながら言うが、僕もセベク君に会った時は同じことを考えていた。
審神者
審神者
(周りの話によれば、マレウス殿はドラゴンだとか……。その内、互いの正体を知った上でじっくりお話したいな)