北・東・西・南
それぞれの国を支配する神
民は彼らのことを“四神”と呼んだ
北を玄武
東を青龍
西を白虎
南を朱雀
四神と呼ばれ祀られ、神聖な存在として認められる彼ら
これより、一筋の神聖で暖かな物語をご覧あれ
side.髙地優吾
この頃、“ブラット・ダイア”とかいうよく分からない組織がうちの国…東の国に入り込んできた。
俺は“青龍”で東国の守護神だからたみを守らなきゃいけない。
てことで少し監視してたんだけど…
となると、今のところ一番ヤバイのはうちか。
はぁ……こんなにも面倒事に巻き込まれることになるとは…
早く帰って国の様子も見ねぇとな。
東国に帰ってきた俺の目の前に飛び込んできたのは、一人の男の子に寄ってたかって暴力を振るう例の組織の奴ら。
とりあえず様子を見よう、と思ったんだけどなぁ…
鋭い刃が陽の光を反射して俺を照らす。
その切っ先が倒れ込む彼に触れる直前で、刃は停止した。
俺…いや、神々は良い魂が傷つくことを嫌う。
やっぱあの組織潰しとくか?こんな子供を傷つけるとか意味分からなすぎるだろ。
しかもこの子の魂、めっちゃ綺麗じゃねぇか。
はぁー?なに俺好みの魂を傷つけようとしてんだよ。
「ひっ、ひぃぃぃ!!!」
一目散に逃げ出した愚かすぎる人間共を一瞥して子供の元に駆け寄る。
……あ゙??
慣れた、と?……なるほどな。
よし、あの組織全部潰すか。
絶対許さん。
俺の宝物(に今なった)に手を出しやがって。
お前らのせいでこの子の中の優しくて暖かい魂と見たことないほど柔らかい神力が傷ついたらどうしてくれんだ。
まぁとりあえず、この子のことは後で聞けばいいか。
あれから2日。例の子供…もとい、北斗は話せるようになるまで回復した。
そして衝撃の事実。まさかの北斗あの組織の人だった。
あと普通に凄かった。なんで俺の監視見抜けるんだよ。
……なるほど、何となく…話の流れが読めてきた。
本当に、最低なことをしてくれたな。
……こんなに優しい子供たちが、心を闇に捧げた大人たちに利用された。
それがなによりも、許せない。
こんな子供が…北斗が、罪を償うべき?
そんな訳ない。
北斗は嫌だったはずだ。こんなに心優しい子なんだから。
本当に罪を償うべきなのは…本当に神々からの怒りを買うべきなのは。
優しく抱きしめたままそう言うと、少しずつ彼の綺麗な瞳から涙が溢れてくる。
あぁ…彼自身の、夜明けだ。
今まで泣けなかった分を取り戻すかのように、北斗の瞳から暖かい水滴が零れ落ちる。
……さて…どうしてやろうかな、彼奴ら。
俺をここまで怒らすなんてな?誉めてやるよ。
覚悟しとけよ??もう逃がさねぇからな。
近づいてくる北斗にこっそりと祝福と加護を掛ける。
こんなに宝物だと思える人間に出会えるとはな…
これからが楽しみで仕方ない。
……あ、樹も探さなきゃじゃん。
まぁ、他の奴らにも手を貸してもらえばいいだろ
あぁ、早く北斗と樹が一緒にいるときの2人の魂の輝きを見てみたい。
この出会いから約1ヶ月後。
「此奴、うちの後継者ね」なんて言いながら大我が連れてきた子供が樹で、2人の感動的な再会に四神定例会の雰囲気が暖かくなった件については、また別のお話で……
《読まなくてもいい設定》
高地優吾
・東の国の守護神である青龍
・四神の中で最も神力が強く、基本誰にも負けない
(北斗の持つ神力と相性が悪かったため、北斗に見破られた)
松村北斗
・元ブラット・ダイアの司令塔
・青龍の後継者となり、これからメキメキと神力の使い方や北斗だけが持っている癒しの力も上達していく
・樹のことは自分の命よりも大切な存在だと思っている
京本大我
・北の国の守護神である玄武
・最も歴が長い神様であり、力の使い方が上手い
・北東の国の境目で樹を見つけ、過去最高の神力の強さに惹かれ後継者にした
田中樹
・元ブラット・ダイアの暗殺者
・玄武の後継者となったことで元々持っていた神力が更に強化され、メキメキと扱い方も上達していった
・北斗のことは自分の命よりも大切だと思っており、それに変わりは無いが再会したあとは過保護さが増した
ジェシー
・南の国の守護神である朱雀
森本慎太郎
・西の国の守護神である白虎
わー、わー!!!
アリーナツアーですよアリーナツアー!!!
絶対行きたいですねほんと!!!!
でも行けるとしても神奈川、千葉、静岡かなぁ…
現役高校生だし……
てか明日漢検なんですよ私。
ふぁー、やばすぎ。
てことで勉強してきまーす。
あ、このお話は単純に私の妄想でーす。続くかは分かりませーん。
コメントしてくれたら嬉しいでーす。
よろしくお願いしまーす。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。