第25話

ただの妄想〜四神パロ〜(読み切り)
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2025/11/06 10:34 更新
北・東・西・南
それぞれの国を支配する神
民は彼らのことを“四神”と呼んだ

北を玄武
東を青龍
西を白虎
南を朱雀

四神と呼ばれ祀られ、神聖な存在として認められる彼ら
これより、一筋の神聖で暖かな物語をご覧あれ
side.髙地優吾
高地優吾
そっちにも怪しい奴らが入ってきた、と?
京本大我
まぁそうだね
森本慎太郎
なんかさぁ、この頃多すぎじゃなーい?
ジェシー
だね!!まぁウチには来てないんだけど!!
森本慎太郎
それは俺の方も同じだからイーブン!!
高地優吾
あーはいはい、お前ら2人はちょっと黙ってろ〜
この頃、“ブラット・ダイア”とかいうよく分からない組織がうちの国…東の国に入り込んできた。
俺は“青龍”で東国の守護神だからたみを守らなきゃいけない。
てことで少し監視してたんだけど…
高地優吾
まさか気づかれてるとはな…
京本大我
青龍である高地の監視に気づくとか何者なんだよ其奴ら
高地優吾
お前の方にもいんだろ?怪しい奴ら
京本大我
いるけどそんなにヤバい感じじゃなさそうって感じだな
京本大我
多分東国の方にいる組織の末端の奴らとかじゃねぇの?
京本大我
其奴らは露骨に監視体制引いても気づかねぇし
高地優吾
あー、なるほどな
となると、今のところ一番ヤバイのはうちか。
ジェシー
というか、こーちが四神定例会を開催したいって珍しく言ったから何事かと思ったらこのことだったんだね!!
高地優吾
お前らにも共有しといた方がいいだろ、一応
森本慎太郎
じゃあどうする?もし俺とジェシー…西国と南国に怪しい奴らが入ってきたら共有するでいい?
京本大我
それでいいんじゃね?で、俺ら4人の中で一番神力が強い高地の監視が気づかれたってことは手慣れな可能性が高い
京本大我
お前らも気をつけろよ
ジェシー
りょーかい!!!
はぁ……こんなにも面倒事に巻き込まれることになるとは…
早く帰って国の様子も見ねぇとな。


高地優吾
…もう面倒事には巻き込まれたくない、と思ってたんだけどな
東国に帰ってきた俺の目の前に飛び込んできたのは、一人の男の子に寄ってたかって暴力を振るう例の組織の奴ら。
とりあえず様子を見よう、と思ったんだけどなぁ…
高地優吾
それは駄目だろ
鋭い刃が陽の光を反射して俺を照らす。
その切っ先が倒れ込む彼に触れる直前で、刃は停止した。
高地優吾
あのさぁ…“青龍”の目の前で何してくれてんの?
俺…いや、神々は良い魂が傷つくことを嫌う。
やっぱあの組織潰しとくか?こんな子供を傷つけるとか意味分からなすぎるだろ。
しかもこの子の魂、めっちゃ綺麗じゃねぇか。
はぁー?なに俺好みの魂を傷つけようとしてんだよ。
高地優吾
テメェら、分かってんだろうな
高地優吾
全員の顔、覚えたからな
高地優吾
神を…青龍を、舐めんなよ

「ひっ、ひぃぃぃ!!!」

一目散に逃げ出した愚かすぎる人間共を一瞥して子供の元に駆け寄る。
高地優吾
おい、大丈夫か?
???
……せいりゅ、さま……?
高地優吾
あぁ、痛いところとかあるか?
???
…このくらい、いつも、されてたから…なれてる、から…だいじょぶ、です…
……あ゙??
慣れた、と?……なるほどな。
よし、あの組織全部潰すか。
高地優吾
よしっ!とりあえず俺の屋敷に来いよ!
???
……ぇ…?
高地優吾
回復してから色んなこと教えてくれよ、な?
???
ぁ、はぃ…
絶対許さん。
俺の宝物(に今なった)に手を出しやがって。
お前らのせいでこの子の中の優しくて暖かい魂と見たことないほど柔らかい神力が傷ついたらどうしてくれんだ。
まぁとりあえず、この子のことは後で聞けばいいか。


高地優吾
はぁぁ!!?俺の監視を見破ったの北斗だったのかよ!?
松村北斗
ぁ、はい…
あれから2日。例の子供…もとい、北斗は話せるようになるまで回復した。
そして衝撃の事実。まさかの北斗あの組織の人だった。
あと普通に凄かった。なんで俺の監視見抜けるんだよ。
高地優吾
んで?それだけの能力があるなら重宝されてた筈だろ?
高地優吾
なんであんなことされてたんだよ
松村北斗
……俺には、いつも一緒にいる相棒がいたんです
松村北斗
俺は基本情報収集とか指示出しだけだったけど……彼奴は…樹は、違った
松村北斗
暗殺技術を買われて、攻撃能力を褒められて、まるで兵器のように育てられて…
松村北斗
日が経つ度に瞳が濁っていく樹を、俺は見てられなかった…
松村北斗
だから、逃げようと思ったんです
高地優吾
逃げようと、思った?
松村北斗
はい、この国には青龍様がいる
松村北斗
青龍様に助けを求めれば、助けてもらえるはずだと…
松村北斗
そう、思ったんです
……なるほど、何となく…話の流れが読めてきた。
本当に、最低なことをしてくれたな。
松村北斗
でも、それが上の人たちにバレちゃって…
松村北斗
だから、樹だけは逃がしたんです
松村北斗
何処にいるかも、何をしているかも、生きているかも、分からない……
松村北斗
けど、俺は…樹だけは、あの場所から逃がしたかった
松村北斗
あの地獄で、誰よりも優しい樹の心が蝕まれていくのが…耐えられなかった
松村北斗
だから、抗ったんです
松村北斗
まぁ、その結果があれなんですけどね 苦笑
……こんなに優しい子供たちが、心を闇に捧げた大人たちに利用された。
それがなによりも、許せない。
松村北斗
……ごめんなさい、変な話しちゃって
松村北斗
ほら、殺してもいいんですよ?
高地優吾
…なんで?
松村北斗
だって、あの組織のこと嫌いでしょう?青龍様は
松村北斗
俺は、何人もの命を奪ってきた
松村北斗
その罪を精算する時です
こんな子供が…北斗が、罪を償うべき?
そんな訳ない。
北斗は嫌だったはずだ。こんなに心優しい子なんだから。
本当に罪を償うべきなのは…本当に神々からの怒りを買うべきなのは。
高地優吾
北斗はなにも悪くないだろ
松村北斗
ぇ……
高地優吾
北斗も、その樹って子も大人共に利用されただけだ
高地優吾
本当は、怖かったんだろ?
高地優吾
ごめんな、助けるのが遅くなって
高地優吾
大丈夫、樹もきっと生きてる
高地優吾
青龍である俺が保証してやるよ!
優しく抱きしめたままそう言うと、少しずつ彼の綺麗な瞳から涙が溢れてくる。
あぁ…彼自身の、夜明けだ。
松村北斗
ほん、とに…?ほんとに、おれ、生きてていいの……?
高地優吾
もちろん
高地優吾
それとも、北斗は俺の言うことが信じれないか?
松村北斗
ッ……あり、がとぅ…ございますッ…!
今まで泣けなかった分を取り戻すかのように、北斗の瞳から暖かい水滴が零れ落ちる。
……さて…どうしてやろうかな、彼奴ら。
俺をここまで怒らすなんてな?誉めてやるよ。
覚悟しとけよ??もう逃がさねぇからな。
高地優吾
……落ち着いたか?
松村北斗
はいッ…あの…本当に、ありがとうございます…!
高地優吾
ん〜でさ、北斗に提案なんだけどさ…
松村北斗
提案、ですか?
高地優吾
俺の…青龍の“後継者”になってくんね?
松村北斗
……えっ!?お、俺が!?後継者ですか!?
高地優吾
だってお前めっちゃ神力特殊だし、魂も綺麗だし
松村北斗
え、えぇぇぇぇ……
高地優吾
な?ダメか?
松村北斗
うぅぅ……わ、分かりましたよ…!
高地優吾
マジ!?いやー、ありがとな!!
松村北斗
もぉ…青龍様は本当に…
高地優吾
あ、その青龍様っての無しな
松村北斗
はい!?
高地優吾
名前で呼べよー
松村北斗
え、ちょっ
高地優吾
ほら、早速屋敷の奴らに挨拶しに行くぞー
松村北斗
ちょ、まっ、え、えっと、優吾様!!?
高地優吾
ほら行くぞー!早く来いよー!
松村北斗
ま、待ってくださいよ!!
近づいてくる北斗にこっそりと祝福と加護を掛ける。
こんなに宝物だと思える人間に出会えるとはな…
これからが楽しみで仕方ない。
……あ、樹も探さなきゃじゃん。
まぁ、他の奴らにも手を貸してもらえばいいだろ
あぁ、早く北斗と樹が一緒にいるときの2人の魂の輝きを見てみたい。
高地優吾
楽しみだなぁ…
松村北斗
なにか言いました?優吾様
高地優吾
いや?何も


この出会いから約1ヶ月後。
「此奴、うちの後継者ね」なんて言いながら大我が連れてきた子供が樹で、2人の感動的な再会に四神定例会の雰囲気が暖かくなった件については、また別のお話で……
《読まなくてもいい設定》
高地優吾
・東の国の守護神である青龍
・四神の中で最も神力が強く、基本誰にも負けない
(北斗の持つ神力と相性が悪かったため、北斗に見破られた)
松村北斗
・元ブラット・ダイアの司令塔
・青龍の後継者となり、これからメキメキと神力の使い方や北斗だけが持っている癒しの力も上達していく
・樹のことは自分の命よりも大切な存在だと思っている
京本大我
・北の国の守護神である玄武
・最も歴が長い神様であり、力の使い方が上手い
・北東の国の境目で樹を見つけ、過去最高の神力の強さに惹かれ後継者にした
田中樹
・元ブラット・ダイアの暗殺者
・玄武の後継者となったことで元々持っていた神力が更に強化され、メキメキと扱い方も上達していった
・北斗のことは自分の命よりも大切だと思っており、それに変わりは無いが再会したあとは過保護さが増した
ジェシー
・南の国の守護神である朱雀
森本慎太郎
・西の国の守護神である白虎
わー、わー!!!
アリーナツアーですよアリーナツアー!!!
絶対行きたいですねほんと!!!!
でも行けるとしても神奈川、千葉、静岡かなぁ…
現役高校生だし……
てか明日漢検なんですよ私。
ふぁー、やばすぎ。
てことで勉強してきまーす。
あ、このお話は単純に私の妄想でーす。続くかは分かりませーん。
コメントしてくれたら嬉しいでーす。
よろしくお願いしまーす。

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