第23話

柱稽古編2/無限城編1
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2023/07/21 09:00
私のお兄ちゃんは本当の兄弟じゃないけど本気で兄だと思っていた
それくらい大好きだった
でもあいつ(縁)を切れたんだ。

兄弟の縁を切るってそういうこと
師範はきっと本当に、玄弥君が弟じゃないなんて思ってない




────結局不死川さんの試練は突破できず
次の試練へ
第六の試練
悲鳴嶼行冥

ここでは筋肉強化訓練を行う
滝に打たれ、丸太三本を担ぎ、大岩を一町先まで運ぶ。

そこには炭治郎、善逸、伊之助もいた
ザザザザザアアアアアア
あなた
滝だああああ私は滝だああああ
滝修行は気合いで何とかなったが
問題は丸太担ぎだった。
私は炭治郎たちに比べて力が圧倒的に足りない
全く持ち上がらない。

岩柱様の訓練は一番過酷だった
村田
村田
俺今回の訓練で気づいたわ
今の柱がほとんど継子がいない理由
あなた
!
しんどすぎてみんな逃げちゃうらしい。
つまり風柱の継子を続けている私はそこらの隊士より強くなっているということだ
不死川玄弥
不死川玄弥
あなた
あなた
あ!玄弥君お久しぶり
不死川玄弥
不死川玄弥
ああ。あの時は巻き込んで悪かったな
怪我は治ったか?
あなた
うん!もうこの通りピンピンしてるよ
不死川玄弥
不死川玄弥
良かった...庇ってくれてありがとよ
あなた
玄弥...!ジーン(感動
あんなに荒々しかった子がここまで成長している
あなた
(よぉーし私も頑張らなきゃ)
早く丸太を持ち上げて大岩を一町まで運ぶ!
大丈夫。





鬼の襲撃はまだまだ、さき────




あなた







私は地面に突然現れた部屋へと吸い込まれるように落ちた











あなた
ここは...?
突然違う場所に飛ばされた
部屋がごちゃごちゃしてる変な空間
不死川玄弥
不死川玄弥
何なんだここは...
不死川玄弥
不死川玄弥
鬼の根城か?
あなた
(鬼の根城。そっか...だからさっきから)


不穏な風が止まないんだ
少し走っていると時透さんと刀を持つ鬼を見つけた
不死川玄弥
不死川玄弥
あいつを打ってみる(小声
あなた
わかった。頼む
でも正直、あんなに強かった時透さんが苦戦している鬼を、銃で打っただけで簡単に殺せるとは思えない
バン ッ バン ッ
銃を撃った次の瞬間、奴は後ろにいた
今まで私たちに背を向け前にいた鬼がだ。
この感じ。強い....強すぎる。
ただならぬものを感じる
目には何の数字が...
あなた
(上弦の.....壱...!?)
なぜだ!なぜここにッ

シュキンッッ ボドッ
不死川玄弥
不死川玄弥
ぅぐっ(切られたッ!)
あなた
(玄弥君!私がまも)
黒死牟
黒死牟
......おそい...
ガンッ
あなた
アガッ………
後頭部を殴ら、れ……た
不死川玄弥
不死川玄弥
あなた──ッッッ!!!

あなた
(衝撃が強すぎる。頭が回らない
まともに物事が考えられない)
相手が強すぎて私では勝てないことくらい一瞬で分かる
ただでさえ毒を一度くらっているのに
黒死牟
黒死牟
鬼食いをしていたのはお前だったか.....
あなた
(鬼食い?……誰。玄弥君が...?)
そういえば柱稽古の時なんか言ってたっけ..
そんなことしてまで鬼殺隊を続けていたの
そりゃあお兄さんも辞めさせようとするわけだ
玄弥が危険すぎる


意識が...遠のいていく
不死川実弥
不死川実弥
風の呼吸 肆ノ型 昇上砂塵嵐────
あ…​れ………師範の声がする
………助けに来てくれたのか、な



粂野匡近
粂野匡近
あなた!!起きろ起きるんだ!!!!
あなた
兄弟子さん...
あぁ。またイマジナリーフレンドが見える…
頭がおかしくなっているんだ

いや、彼が本当に実在していたのだとしたらここは死後の世界だ
粂野匡近
粂野匡近
今こそ風の呼吸で戦う時だ!
実弥と共に戦うんだ
あなた
わかってるよ。ただ相手が強くて...
違う。本当は怖いだけ
粂野匡近
粂野匡近
諦めちゃだめだぞ
鬼殺隊になった奴はいつだって死と隣り合わせで戦っている。

粂野匡近
粂野匡近
大切な人を守るんだ!絶対に諦めるな
俺みたいになってほしくない
あなた
!
励ましてくれてありがとう。
でも本当にできないんだ
粂野匡近
粂野匡近
...あなた。俺にいい作戦がある
不死川玄弥
不死川玄弥
あにき……ッ兄ちゃん!

黒死牟
黒死牟
脈拍が上がっている...
何だ...?ドッドクッ
【稀血。それは鬼を酩酊させるもの】
不死川実弥
不死川実弥
(自分が稀血だと気づいたのはまだ幼い時だった。
戦い初めの頃は今考えればとんでもねぇやり方だった。鬼殺隊になれたのは同じ鬼を追っていて出会った鬼殺隊の‪”‬‪粂野匡近”が育手を紹介してくれたおかげ‬)
不死川実弥
不死川実弥
(下弦の壱は二人で倒したのに柱になったのは俺だけだった。匡近は死んだ…………)

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