第17話

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2025/12/31 11:44 更新
あなた
……まあ、いいけど……。何すんの?
 目の前にいるこいつは、俺が了承したと分かった瞬間に上目遣いのような何かを辞めた。
ぶりっこ
ふふっ、ありがとぉねぇ♡なにするってぇ、それはねぇ……あ、こんなとこじゃ言えないんだったっ!もう、私ったら天然さんなんだからぁ♡♡♡二人きりになりたいからぁ、別の場所にいこぉ♡ね?♡♡♡
 ……ふたり、きり……?こんなヤバいやつと、?
 俺らしき人形を作って写真を入れるようなやつと……?

 腕を絡ませ、胸を押し付けるように体を密着される。
 その瞬間鳥肌が一気に立ち、顔を固まらせる。
 むりだ。吐き気がする。
あなた
ッ……えっ、とね、二人きりはやめておきたいなぁ……?
 目線をこいつから逸らし、頬を掻きながら言う。
 しかし、そんなことを言っても食い下がらないのがこのぶりっ子。
ぶりっこ
えぇ?もうあなたくんってばぁ、恥ずかしがり屋さんなの?♡かわいぃねぇ♡♡
あなた
あ、はは……ありがと?
 どこに可愛い要素があったのだろう。子猫に話しかけるみたいな甘ったるい声でそう言われる。
 こいつには独自の世界観があるんだなぁ。

 ニコニコと、愛しい動物を見つめるような瞳で僕を見つめている。
 そのままくるりと踵を返し、話しているうちも絡めていた俺の腕を引っ張りどこかへ歩き出して行った。

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