第36話

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2024/04/19 09:00
雨栗
雨栗
それで、早速で申し訳ないんだけど、二人って
米将軍
米将軍
あのー、人外…てきな
恐る恐るという様子で、彼等は問う。
おんりー
おんりー
うん、俺はアイアンゴーレムの遺伝子を組み込まれてて、MENは
おおはらMEN
おおはらMEN
ピグリンとか、あのー豚系の遺伝子が入ってる
米将軍
米将軍
そっ、かぁ、やっぱ俺変、なのかな
こめしょーは唸った。
それの意味がわからなくて、首を傾けた。
米将軍
米将軍
んー、いや俺さ?魔法、使えないんだよね
驚いた。
無意識のうちに唇が震えたのだろう。息が漏れたのが分かった。
米将軍
米将軍
あ、そんな気にしないでね?
それで、流石に魔法使えんのはおかしいってことで、なんか、観察?調査?の名目でこの学園にいてさ
米将軍
米将軍
まあ、俺はそれが先天性なのか後天性なのかすら、よくわかんないけど
魔法が使えない。

彼はそれをなんともなしに語るが、この国にとって、この世界にとって、それは珍しいだなんて、陳腐な言葉では表せないほどの重さで出来ている。
雨栗
雨栗
次私かな
雨栗
雨栗
私はね肺気胸っていう病気で、人よりちょっと肺活量が無くて、あんま動けないの
雨栗
雨栗
その代わりに何かを偽ることに長けてるんだ
「ほら」と彼は机においてあった、自身のシャープペンシルを取ってみせた。
彼の手がそれを隠すように閉じる。そして開くと、そこには先程のシャープペンシルではなく、一つ赤い花が揺れた。
おおはらMEN
おおはらMEN
へえ、なるほどね
彼がもう一度手を握ると、花は無くなりもとのシャープペンシルが、鈍く光った。
雨栗
雨栗
あ、因みにこめしょーは特殊な武器を使える
おんりー
おんりー
そうなの?
米将軍
米将軍
うん、いくつかあるけどね
彼に続けて「後で見せてあげるね」と言われた。
得意げに言うので、少し楽しみにしておこう。
雨栗
雨栗
そういえばさ、ワイス・ビオラ・フィーネって子
おんりー
おんりー
?うん
雨栗
雨栗
軍人とかなんかそういう敷居の高いお家だよね?
おおはらMEN
おおはらMEN
あー、そうだね
おおはらMEN
おおはらMEN
本人も言ってたし
それが何なのか俺達はわからなかったが、彼等はどこか腑に落ちたようだ。
「だからか」なんて言いながら、二人で目を合わせて頷き合っている。
米将軍
米将軍
俺達の友達にもいるんだよ
米将軍
米将軍
ルザク・ビオラ・フィーネって子が
おんりー
おんりー
へえ
雨栗
雨栗
なんか雰囲気っていうの?まあ見た目もだけど
米将軍
米将軍
めっちゃ似てるよね!
おおはらMEN
おおはらMEN
今度会ってみたいな
MENの口から聞くとは思わなかった。俺もそれには同意してしまうが。

そんな俺達に二人は笑った。
うる
うる
え?短い?
うる
うる
……
うる
うる
俺もそう思います!!!!!
うる
うる
ごめんなさいね!!!!!
うる
うる
ネタが思いつかんかったの
うる
うる
さーて、死ぬかな
うる
うる
あと前回投稿した時に風邪で
うる
うる
また40度超えましたよ
うる
うる
学校初日行かんかったもん
うる
うる
今は元気です
うる
うる
じゃな

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