今夜って、今夜って。
えええ?
そして夜。
レストランに行くためにドレスに着替えた。
なんだか緊張する。
落ち着いたら大丈夫だよね。
そう思っていると社長の用意が終わったようで迎えの車に一緒に乗り込む。
レストランについて車を降りる。
社長の後についてレストランの中に入っていく。
案内された席につく。
見るとまだジョングクさんは来てないよう。
そこから何分経っただろうか。
一時間以上待った。
まだジョングクさんは来ない。
なにしてるのかな?
流石に待たせ過ぎじゃないかな?
チラッと社長の方に目をやるとイライラしているのがすぐに分かった。
私はまだ挨拶に来ただけだし、任された身だから構わないけど。
お父さんだからね…。
恥とかプライドとかがあるからね。
でも流石に耐えられなかったみたいで。
────バン‼
声をあらげる社長。
────コツン………
レストランに足音が1つ響いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。