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第2話

バンドの者達は
39
2024/06/26 12:35
星乃一歌視点
私達は、幼なじみとバンドをやっている
とても楽しい、バンドを
している
ごく普通の、幸せな生活を
していた
私は、星乃一歌。幼なじみとバンドをやっている所のギター担当。それ以外はその辺りにいる普通の女子高生だ
天馬咲希
~~~~!
星乃一歌
…あ、
私の視線の先には、黄色いツインテールでピンクのグラデーションのかかった髪の明るい幼なじみがいた
天馬咲希
ってあ!!!いっちゃんだ!ねぇねぇ!皆で一緒にご飯食べようよ!
私のことをいっちゃんと呼ぶ幼なじみ…天馬咲希がいた。咲希は私達がやっているバンドのキーボード担当だ
星乃一歌
私は良いよ。穂波と志歩も探そう
天馬咲希
はーい!
望月穂波
あれ?一歌ちゃんと咲希ちゃん、どうしたの?
咲希が返事をして直ぐ、たまたま私達の探していた一人は見つかった
私のことを一歌ちゃんと呼ぶ、ふんわりとした茶色っぽい髪の毛に、一緒に居ると心が和む、大人しく、優しい幼なじみ…望月穂波がいた。穂波は、私達がやっているバンドのドラム担当だ
天馬咲希
皆でご飯食べたいから皆探してたんだ!!
望月穂波
私は、ちょっと待ってね
望月穂波
ごめんね!うん、また今度ね
望月穂波
大丈夫だったよ、志歩ちゃんを探そう
星乃一歌
分かった
穂波はその性格故、八方美人と呼ばれていた為、最近は断ることを覚えたようだ
天馬咲希
志歩ちゃん、志歩ちゃん…!いた!
日野森志歩
あれ、一歌…
私達の視線は其方に向く、すると私はその幼なじみと目が合う…
そこには、私のことを一歌と言う灰色と白が混ざったような色のショートの髪の毛、立ち振る舞いからキリッとしていることが一見して分かる幼なじみ…日野森志歩がいた。志歩は私達がやっているバンドのベース担当だ
日野森志歩
何…って、後ろは咲希か
天馬咲希
皆でご飯食べよう!!
望月穂波
志歩ちゃん、ダメかな…?
星乃一歌
志歩…
日野森志歩
…しょうが無いな。じゃあ私が一緒に食べたらバンド、もっと頑張って
天馬咲希
はーい!
星乃一歌
勿論、!
望月穂波
分かった…!
日野森志歩
じゃあご飯、食べようか
そんな生活をしてた
教室のセカイ
初音ミク
たちまだかな…?
星乃一歌
ミク!
初音ミク
一歌、いらっしゃい!
天馬咲希
アタシたちも居るよ~!
望月穂波
じゃあ早速、練習始めちゃう?
天馬咲希
うんっ!
そうして、私達は日が暮れる頃まで演奏していた
初音ミク
じゃあみんな、明日も来る?
星乃一歌
うん、来る予定だよ
天馬咲希
まったねー!
初音ミク
うん、またね
返事を交わし、私達はセカイを出た
星乃一歌
ただいま
家まで帰ると、ふと腕の痛みに気付いた
何処かに打ったわけでもない。じゃあ何でだろう、と私は腕を見る
星乃一歌
…ッ、なにこれ…?
私の腕には…
薔薇の花の蕾が、生えていた
天馬咲希視点
天馬咲希
じゃあね皆!
アタシは手を振って家に帰った
天馬咲希
何だろう、甘いスイーツみたいな匂いがするような…
気のせいかな、と思い、家までの歩行を進める
天馬咲希
…あれ?犬だ~っ!
天馬咲希
可愛い~!
飼い主さんはそうですか、と言い、犬を触らしてくれる
天馬咲希
癒され…
すると突如、犬にかみつかれた
天馬咲希
痛ッ…
飼い主さんは必死に謝っている。
天馬咲希
…大丈夫ですよ!
家へ駆け足で帰った
天馬咲希
何で…!?
先程噛まれた指を見ると、アタシの指は第一関節から無い部分があった
犬にはそんな力は無い…しかも第一関節ごと取られたと言うことは血が出るはず。それに痛いはず…
なのにアタシは全然痛くないし、血は一滴も垂れていなかった
天馬咲希
…もしかして…ッ…さ
アタシは髪の毛を触る。すると思ったより簡単にとれた
天馬咲希
まさか…ね…
髪の毛からは甘いスイーツみたいな、さっき匂いを察知したときの香りがした
まるで思わず…食べてしまうような匂いだったんだ
望月穂波視点
望月穂波
ッ…はぁ…
疲れたな…と思う
最近疲れるまでのスピードがやけに早い。何でだろう…と、思いながら私は家までの速度を速める
望月穂波
……ッ…はぁ…
くたくたになりながら家に着いた
望月穂波
アッハハ!!
望月穂波
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと!!
望月穂波
アハハ!!!!!
日野森志歩視点
日野森志歩
っはぁ…はぁ…
日野森志歩
今日も隠せた…?
栄養がドンドン吸い取られる…
背中がジンジンして痛い…
天使の羽なんて要らない
日野森志歩
こんな…天使の羽私にとっての悪魔なんて…!
イタイイタイイタイ
飛べるなら飛びたい天国へ飛びたい
天国へ行くなら行きたい逝きたい
嫌だッッッッッ!!!

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