第15話

Episode14
65
2026/01/28 10:00 更新
<真優side>






最低だな、と自分でも思う。






真優
(私、後輩のこと傷つけて何やってんだろう)









彼女…あなたちゃんは、とても傷ついた顔をしていた。










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真優
あなたちゃん、彰人くんのことは諦めてくれると嬉しいな
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それでも、






















無理やり笑顔を作ったのか、震える声で言った。






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真霜あなた
…分かりました
真霜あなた
真優先輩のほうがお似合いですもんね
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それが皮肉だったのか、その他の理由があるのか…



















それは彼女にしか分からないけれど。














傷つけてしまった自覚だけはある。




















どうして、私はいつもこうなってしまうんだろう。

















<西園寺家>
真優






あまりにも浮かない顔をしていたからか。




















両親は、私に何かあったのか聞いてきた。



















返事をする気力もなくて曖昧に笑ったけれど。








お父さん
そろそろ真優も結婚相手を決めないとな…
お母さん
真優に相応しい人なんているのかしら










2人がそう話しているのを右から左へ聞き流す。













"婚約者"ね…。















私は、過去に"好きな人"すらいたことないっていうのに。




…いや、今はいるけども。

















母親譲りの長い黒髪、整った顔。


















父親譲りの女の子にしては長身な見た目。




















"西園寺家のお嬢様"
















として扱われるのは、昔から嫌いだった。















……私だって、普通の女の子なのに。










勉強も、運動も、家事も、作法も。



















私は人よりできると自負している。













それでも満たされないのは、なぜだろうか。



















その答えを知る機会は…一度もないんだろうな。


















<真優の部屋>







私が、彰人くんを"好き"だと思った日は。








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東雲彰人
おい、何してんだよ
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いつだって、雨が降っていた。

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