あっという間に放課後
裕翔:ごめん、俺今日塾だから先帰るね!
あなた:あっ…うんばいばい !
涼介:じゃーなー
裕翔君と帰れないのは悲しいけどそれがバレないように笑顔で手を振る
涼介:あなた帰ろーぜ
あなた:うんっ !
女子2:あ、あの …// 山田くんちょといいかな //
涼介:あぁ ~ …
あなた:いいよ、涼介行ってきてあげな?昇降口で待ってるから !
涼介:わりぃーな
そう言って涼介は女の子の所に走っていってしまった
涼介は毎日のように告白されている
多い日には2、3回されてるしね
あなた:涼介 … 今回はOKすんのかな…
さっきの女の子は学校のマドンナって言われてるぐらいの子だから
あなた:って…なんで私涼介のことばっか考えてんの?!//
1人でテンパって顔が赤くなる
涼介:はぁ…はぁ…おま、たせ
息を切らしている涼介
走って来てくれたのかな… ?
あなた:そんなに走ってこなくてもよかったのに (笑)
涼介:大好きな人を待たせてんのに呑気にあるいてこれるかっつぅーの//
あなた:え?!//
涼介:んだよ…// 早く帰んぞ
あなた:う、うん//
涼介の顔が赤く見えたのは 私の見間違えですか?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!