ある日の放課後______
茜くんがいつもよりルンルンな気がする...
と思いながらカタカタとキーボードの音を鳴らしパソコン作業をする
すると、茜くんが自慢するように言い出す
輝くんと話しててあんなニコニコしてる茜くんは珍しくて逆に怖いね
これはずるいね
とてもずるい
と納得するような声が出てしまう
※勘違いです
※言ってないです
と、ガチャンと扉を開けて茜くんはルンルンと出ていく
...ていうか、あれつけたままで大丈夫なのかな
輝くん"あれ"を見つめてたけど、わざと無視してたのかな
...知ってました___
元気よく足取りが軽い足音が聞こえる
そう言葉を切った瞬間、茜くんは驚いた顔をしてそのまま転んだ
訳:なんでアンタらがここに
驚きすぎて、言葉が追い付いてないよ
茜くん...
嘘ってバレてるし...
このままでいいのかな...?
私は思わずチラッと輝くんを盗み見た
ホームセンター
ショッピングとか言うから、ショッピングモールとかでお洋服とか見ると思ってたのに...
想像してたデートと全然違う____
茜くんってたまに変だよね
※人のこと言えません
人参の種
と、人参の種を買い物かごに入れようとする輝くん
ちょ、ちょ、ちょ
ちょっと待ってね??
茜くんも嫉妬とかしてるのかな
いやいやいやいや...
...顔面偏差値高っ
やっぱりお似合いだなぁ
とてもモヤモヤする
やっぱり私とはお似合いじゃない
私と輝くんじゃ釣り合わない?
駄目かも
やっぱり取られる?
そんな茜くんの声に、ハッと我に返る
また悪い癖が出てた
...
私は無意識に輝くんの袖を指でそっと掴んでいた
少しでも安心したかった
輝くんは拒否しないよね______
と、家に入っていく葵ちゃんを見届けた
アイス食べてる輝くんが、可愛すぎる...
バタンっと扉の締める音が聞こえる
と言いながら、眼鏡を外す茜くん
やっと肩に乗っていた怪異に気づいた様子
やっぱりあの眼鏡すごいなぁ
その瞬間、雷のようなものと真っ二つに斬られる怪異
そしてかっこいい!!輝くん!!
私は一人の世界に浸っていると、よしよしと誰かが頭を撫でてくれる
輝くんだった________
そっか...輝くんには、私が怪異見てる事も払える事も言ってないから
さっきの行動に悪意はないよって伝えてるのかな
茜くんを切ったわけじゃないよって_____
※そんな事ないです
んってだけの返事もかわいいなぁ
輝くん
すると突然、私の手を掴む輝くん
ポカンとしてる間にそのまま手を引いて走り始める
突然の事に驚いたが______
カップルみたいな感じで良き!!!
後ろから大声で叫ぶ茜くんの声が聞こえるけどね...
走って茜くんと葵ちゃんの家が見えないほど遠くなった場所で止まる輝くんと私
足も早いとか輝くん本当にモテ男の長所ばっかじゃん
と、何かを手渡ししてくれる
ちっちゃくて、少しふわふわしてる____
_____猫のキーホルダー?
......
これは天使
神様はこんなサプライズを私に用意してくださったんですね...
神に感謝、一生悔い無し
一生大切にする、私の宝物
また増えちゃった
と、私にくれたキーホルダーと同じ種類だが色違いの猫のキーホルダーを私に見せつけるように目の前に出してくる
そのキーホルダーに気を取られて、輝が近づいてきてる事に気づくのに少し時間がかかった
と耳元で囁くように言ってくる輝くん
顔が熱くなる、絶対に顔が赤くなってると自覚するほどだ
と少し離れて、私の顔を見つめて微笑む輝くん
優しそうで、少し意地悪な目線に更に顔が熱くなる
心臓がうるさい...
と返事するだけで精一杯だった
誰か________
この人のこういう行動された時の対処法を教えて欲しい__________
(それだけ)
next________________




























































編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。