第19話

17話
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2022/04/21 18:07
レイジside

あの後ナルトを宥め出発した。

すると春野さんがタズナさんに話しかけた。
春野 サクラ
春野 サクラ
タズナさんの国って波の国でしょ?
依頼人
それがどうした?
春野 サクラ
春野 サクラ
波の国って忍者っているの?
神梛 レイジ
神梛 レイジ
波の国に忍者はいないよ。
春野 サクラ
春野 サクラ
レイジくん、知ってるの?
神梛 レイジ
神梛 レイジ
うん、まぁね。だけど、ほとんどの国には文化とか風習とかは違うけど、隠れ里があって忍者はいるよ。
僕がそれを言うと、カカシが付け足すように皆に里や五影について説明をし出した。
春野 サクラ
春野 サクラ
へぇ!火影様って凄いんだ!(あんなにしょぼいじじぃ、そんなに凄いのかな?何か嘘くさいわね。)
うずまき ナルト
うずまき ナルト
(嘘だな。うん、うん。)
2人の心の声がダダ漏れw

笑うのを頑張って耐えるが無理だった。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
2人とも火影様って本当に凄い人だよ。疑っちゃ駄目だよ。
笑いながら言う僕の頭をカカシが撫でる。
はたけ カカシ
はたけ カカシ
まぁ、安心しろ。Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ。
春野 サクラ
春野 サクラ
じゃあ、外国の忍者と接触する心配はないんだ!
はたけ カカシ
はたけ カカシ
もちろんだよ。
普通のCランクの任務ならね…

それからしばらく歩いているとありえない物があった。

確か昨日は晴れてたはず。何で水たまりがここにあるのかなぁ?……変化が下手くそな忍びもいるもんだね。

その時ふとカカシと目が合う。すると、頷かれる。気付かないふりとしろと言うことだろう。

しかし、少し歩いた所で棘のようなものが沢山ついた鎖がカカシに巻き付く。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
巻き付く一瞬のうちに目配せで「出来るだけ手を出すな。」と言われた。はいはい、分かりましたよ。

僕は頷いた。
他の里の忍
1匹目!
はたけ カカシ
はたけ カカシ
な、何ぃ!?
……カカシってあんなに演技下手だっけ?

鎖を全体に巻かれたカカシが木っ端微塵に引き裂かれる。
春野 サクラ
春野 サクラ
キャァァァ!!
うずまき ナルト
うずまき ナルト
カ、カカシ先生ぇ!?
多分次に狙われるのはナルトか春野さんかだろう。
他の里の忍
2匹目!
すると、ナルトの背後に回った忍びたちが新たな鎖をナルトに向けて伸ばし始めていた。

カカシには「出来るだけ手を出すな」と言われたけど狙われている本人はガチで気づいてないときた。これは助けるしかないよね。

僕はナルトの元に移動して壁を作る。
うずまき ナルト
うずまき ナルト
レイジ?
神梛 レイジ
神梛 レイジ
させるか!『土遁・多重土流壁』
春野 サクラ
春野 サクラ
ちょっ!?
うずまき ナルト
うずまき ナルト
レイジ!?
他の里の忍
(土遁だと!?)チッ
ナルトたちの周り1周を土の壁で塞いだ。理由の1つは邪魔にならないようにだ。今、外にいるのは僕だけになる。これで気兼ねなく戦える。
他の里の忍
この餓鬼っ!!
相手は頭に血が上ったのか、何も考えずに鎖を放つ。怒りに身を任せた単純な攻撃。これほど避けやすいものはない。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
『血鋼の盾』
僕は血で盾を作り、鎖の攻撃を防ぐ。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
『雷遁・電網の術』
電気が流れた網で敵を拘束する。敵は少し火傷したみたいだ。火傷の痛みで敵は気絶する。そして土流壁を解く。
はたけ カカシ
はたけ カカシ
あらら、レイジに良いとこ全部持っていかれちゃった。
そして小声で「ナルトのことありがとね。」と言われた。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
友だちだから助けるのは当たり前。
それを聞くと満足そうに頭を撫でてきた。カカシの傍を離れ、気絶した敵の近づく。額当ては霧隠れのものだった。

そう言えばナルトが怪我をしてたのを思い出し、多分毒を塗ってただろうと思い手当をする為にナルトに近づくとカカシも傍にいた。
神梛 レイジ
神梛 レイジ
ナルト、手出して。
うずまき ナルト
うずまき ナルト
お、おう。
ナルトはおずおずと手を出す。やっぱり毒が塗られていたらしい。僕はナルトの手に口を近づける。
うずまき ナルト
うずまき ナルト
えっ、あっ、ちょっ、レイジ!!
はたけ カカシ
はたけ カカシ
(毒か…これは仕方ないか…)
神梛 レイジ
神梛 レイジ
大人しくしてろ。
うずまき ナルト
うずまき ナルト
・・・
大人しくなったナルトの手の傷口に口をつけ血をすい、吐き出すのを何回か繰り返す。血を操ったら良い話なんだけ、血を相手に送り込んで下手したら死ぬかもしれないし。

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