第47話

Forty-four
617
2025/04/09 20:35 更新
男の腕には、僕の腕にもある押印があった。

僕の押印は物心着く時からあったもの、てっきり当時の売人が奴隷の印につけたのかと思ってた。
お前にもあるだろ?俺と同じ押印が
てると
あ、ありますけど、、、
それは俺たち家族の証である印だ
それがてるとにあるということは、どういうことか分かるな?
てると
っ……
分かりたくもない、この人が父親なんて……。
……まぁいい、そのうち分からせてやるからよ
ガチャ
あら、もう起きていたの
○○、一通り説明しておいたぞ
ありがとう、おかげで手間が省けたわ
てると
………(睨)
いい目ねぇ、さすが私たちの子
奴隷として売り飛ばしてよかったな、人を安易に信じない心も身についている
てると
はっ、?
売り飛ばした?実の息子を?頭狂ってるのではないか。
そうね、それに今は貴族の主人の秘書をやっているんでしょう?
てると
なんで、そのことっ……
知ってるに決まってるじゃない、私達はずっとあなたを取り戻そうとしていたんだから
これぐらい当然だわ
てると
取り戻す…?
そうだ、俺らは明確な理由があってお前を売り飛ばした
てると
(理由…?)
17年前、俺らは生活に困っていたんだ
その中お前が生まれたが、養う程の金は俺らにはなかった
だから売り飛ばして金にしたんだ、そしてある程度育ってきたら……
"私たちの奴隷として働かせる"、そう決めていたの
てると
奴隷…?貴方たち、頭おかしいんじゃない…?
ふっ、言うわねぇ…さすが私たちの子
じゃあ……
ドカッッ
てると
ゔっ…ッ!
母親に殴られ、その場で狼狽える。
これからよろしくね、てると奴隷
僕は、この家でまた奴隷として働くことになった。

仕事は主に家事全般、そしてこの人達の身の回りの世話。出来ないと殴ったり蹴られたら、暴言なども浴びせてきた。さすがに性暴力はなかったから、それだけは助かった。

僕は毎日ばぁうくんの助けを待った。だけど、1週間経っても迎えに来てはくれなかった……。


























───その頃、ばぁう達───
ばぁう
クソッ、どこに行ったんだよッ……
てるちゃんが行方不明になって1週間、未だ手がかりなし。しゆまひの店に行ったあと奴隷買取所までは行けたみたいだが、それ以降の足取りが掴めないでいた。今回は完全に詰んだ。
ゆきむら。
近くの防犯カメラにも写ってない
そうま
目撃者もいませんね
ばぁう
警察も動いてんのに、なんで見つかんないんだよ……
てるちゃん、無事でいてくれっ……
スクロールお疲れ様でしたー
ちょっと迷子
ではまた次のお話で〜
ばうてる
🌙𝐺𝑜𝑜𝑑 𝑛𝑖𝑔ℎ𝑡🌙

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