第12話

本編
1,937
2021/02/14 09:41


伏黒視点
自分
無理なんてしてないよ?笑
伏黒 恵
お前もしかして嘘下手?
自分
なんで?
伏黒 恵
だって倒れそうになった時点で無理して歩いてるってことだし作り笑顔がわざと過ぎる
今のはあなたのいつもの笑顔じゃなかった
自分
はぁ伏黒くんにはかなわないわ。さっき特急と戦って怪我したの。でも虎杖くんが途中助けてくれたからお礼したくて…
伏黒 恵
それは明日でもいいだろ?
自分
そうだね…
自分
フラ
そう言ってあなたは意識を手放した
伏黒 恵
あなた!あなた!
そして俺はあなたを抱えながら家入先生の所まで走った
伏黒 恵
家入先生!
家入 硝子
家入 硝子
伏黒か?
五条悟
五条悟
あなた?!どしたの?
伏黒 恵
あなたが倒れたので連れて来ました
家入 硝子
家入 硝子
やっぱりまだ歩かせるのは駄目だったか…
家入 硝子
家入 硝子
伏黒。あなたをそのまま部屋まで運んでやってくれないか?
伏黒 恵
良いですよ
家入 硝子
家入 硝子
助かる
それとあなたの面倒見てやってくれ1時間事に様子見に行くから。あなたが起きたら私に伝えてくれ
伏黒 恵
分かりました






部屋

あなたはいつも笑ってるけど多分誰よりも溜め込みやすくて誰よりも仲間の事を考えてるんだと思う。
それにあなたは強いからみんな安心してたんだ。知らない間に。あなたなら大丈夫だって。いざこうしてあなたが起きないと凄く不安になってくる。起きるって分かってても。

あなたは自分が何か悩んでても自分より他人を優先する。だから俺達もあなたが悩んでいることに気づいてあげられない。次は気づいてあげないとな…
気がつくと1時間が経っていた
家入 硝子
家入 硝子
あなたの様子はどうだ?
伏黒 恵
特に何も
家入 硝子
家入 硝子
そうか。私は他の生徒の手当で様子見に来れないから五条置いてく。でもあと2時間もしたらあなた起きると思うからよろしくな。
伏黒 恵
分かりました

家入先生も色んな生徒の手当があるのか…大変だな…同級生が五条先生だから余計大変だだろうな…

俺はすやすやと眠るあなたを眺めていると申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

俺はすやすやと眠るあなたを眺めていると申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
きっとあなたにはもっと奥がある。きっと何かある。来た時からあなたには何かあると思っていた。今もその何かが何なのかは知らないけど。でももしその何かがあなたにとっての悩みなら話を聞いてあげたいな。
五条悟
五条悟
恵はいい子だね
伏黒 恵
は?








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