第2話

FB
1,075
2020/06/24 14:36 更新
勝ったのはFB


ちょっと予想してなかったので私ぽかーん
みんなも同じことを思ったのか、ぽかーんとしている


き「なんでお前なんだよ!!さっきまでビリだっただろ!!!」


F「いや…俺すごいわぁ…感激…」


あ「あれ?これ練習でしょ?本番これからだよな??お前覚悟しとけよ?」


え「よりによってFBが1位かー...でも逆に他の奴じゃなくて良かったかも(小声)」


き「ん?えおえお何か言った?」


え「いや?何も」


『FBおめでとう!よく見てなかったけどすごかったね!!』


F「よく見てないってどういうこと!!??」


『いやちょっと考えごとしてたら終わってて(笑) じゃあ明日どこ行こうか...買い物?映画?それとも遊園地とか?』


き「うぇええん!!!それ完全にデートォオオ!!!」


あ「きっくんが全て悪い」


え「俺もそう思いまーす」


き「えぇ~!!俺のせいなの~?!」


あ「あたりめーだろが!!このハゲ!!」


き「えおえおー!!助けてー!!」


え「今はあろまに味方するわ」


『みんなうるさいな(笑) FB、どこがいい?FBが決めていいよ?』


F「うぇっ?!…んっと、じゃあ…」


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FB side


ピンポーン ピンポーン


ガチャ


『いらっしゃい!FB!』


「お…お邪魔します…」


俺が行きたいといった場所


あなたの家


あれ?!今考えたらなんか変態みたいじゃん??!!
別にやましい気持ちとかないから!!!
ただ特にここっていう場所がないから、家でのんびりとかいいよなぁって。
俺ん家は飽きるほどみんな来てるし、たまにはいいかなと思ったんだけど……
なんかまずったな(笑)


でもチャンスだと思う
いつからかずっとあなたに惹かれていて、願わくばお付き合いを。
なんて思ってたりしたから、これは一世一代の大チャンスだなって。
家に行く理由はさっきの通りだけど、無意識にさらにチャンスを広げた感じする


告白する勇気なんて持ち合わせてないし、
関係が崩れるのが嫌だったからする気もないんだけど、
この大チャンスを逃したら一生来ないって思うんだよね


いや~もちろん あなたの家 なんて言った時のメンバーからの罵倒は物凄かったですよ


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き「……お前、大胆になったな…ちょっと見直したぞ。相手がダメだけど」


え「ちょっと考え直さない?」


あ「あ゛?お前それ本気で言ってんの?」


F「ですよね~…じゃあやっぱ『ん?別にいいよ!』えっ??」


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といった流れで、メンバーからの罵倒を真摯に受け止めつつ、今あなたの家にいるわけだ


『こっちこっち』


手招きをするあなたを可愛いなぁなんて思っていると


『FBっ!はやくっ!虫入ってきちゃう!』


「あぁ!ごめんごめん」


怒られてしまった!どんまい俺!


中に入ると白を基調としたTHE女子の部屋が広がっていた
うおおおお……
入ったことの無い空間だ……
あなたの香りがする……俺倒れそう


『ここ座ってて~、飲み物持ってくる。コーヒーでいいかな??』


「あ!どうぞお構いなく…!」


言われた場所にちょこんと正座する
失礼かなと思いつつも、周りをぐるっと見渡してしまう


俺らとあなたで撮った写真が飾られているほかに、
帽子があったり、ぬいぐるみがあったり……


「女の子の部屋だ…」


なんて独り言を呟くと


『FBは私をなんだと思ってたのよ』


「えぇっ?!聞こえてた?!」


『ばっちり聞こえてましたけど何か』


テーブルにコーヒーを置いて嫌味ったらしく言うあなたに「ごめん」と謝る


『うそうそ(笑) それよりさ、なんで私の家に来たかったの??』


「ゴホッゴホッ...え?」


ちょっとコーヒーが喉に入った
きょどっている俺にもっと追究してくる
さっきの理由を伝えたら嫌われないだろうか


『なんかこう…秋葉とか?新宿とか?色々あっただろうに。うちゲームもそんなにないから面白くないと思うよ?』


「いや~…その、それはですね~……」


『ん?なに?』


「チャンスかなぁ...みたいな(小声)」


『ごめん、聞こえなかった(笑) もっかい』


「いや!にゃんとなく!!」


『なんとなくなんだ(笑) でも嬉しいなぁ』


「え?」


『家ってさ、1番落ち着けるところだと思ってるんだよね。だからさ、まず2人で過ごすにはお家ってピッタリだなーって思ってさ』


「良かったぁ…突然家行きたいなんて言ったら引かれるかと……」


『いやいや!嬉しかったよ!きっと他のメンバーなら私の家!なんて言わなかったと思うし。だからFB今日はのんびりしてってね~!』


でた殺人級スマイル
あなたの笑顔に俺は弱い
可愛いんだよなぁ……


これ、ちょっと期待してもいいのかな?


『さぁ!なにしよっか!やっぱゲーム?あんまり持ってないんだけど……あ!これ!これ難しくてなかなかクリア出来なかったの。FBやってみてくれない??』


「お!任せろ!」


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それから俺たちはゲームをしては休憩して、を繰り返した


楽しそうにゲームをするあなたに俺の気持ちはどんどん膨らんでいくばかり
やっぱり俺はあなたのことが好きなんだな
自分の気持ちを再確認したところで外が暗くなってきたのに気付く


『やっと!やっとクリアできたぁあ!!!ありがとうFBのお陰だよ~!!!それにしても疲れたぁ……あれ?外真っ暗だ、FBどうする?』


「お?ほんとだ。じゃあそろそろ……」


普通に帰ろうとした俺にあなたが言った


『夕飯何がいい??』


「へ?」


『夕飯だよ、ピザ以外で何がいい?選択肢はカレーかパスタかハンバーグ!さぁどれ!』


「……じゃあパスタで…」


何がなんだかわからないがとにかくパスタが食べられるのは分かった


『よし!昨日の夜に色々買い物に行ってきたんだ~!ちょっと待っててね』


この感じだと、俺はあなたの手料理が食べれるってことだな?
今まで女性経験がない俺にこんなサプライズ…
おおー!涙が出るぜー!!


俺はまるで新婚さんかという感じでソワソワしながら待っていた
時々キッチンに目を向けたり、テレビを見たり、またキッチンを見たり…
エプロン姿のあなたは将来のお嫁さんを想像させるものだった


あぁ、明日きっとメンバーから事情聴取があるんだろうな~
俺は幸せでーす!って言ってやろ(笑)


『よしっ!はいっ出来たよ~♪あなた特製パスタ♪』


そしてこのことだけは俺の胸の中にしまっておこう


『どう?美味しいかな?なるべくFBが好きそうな感じで作ってみたんだけど……』


「うん!!!めっちゃうまい!!!あなたは天才か…?!」


『よかった~!昨日からね、ずっと考えてたんだよね。FBが家に来るなら料理食べてもらおうと思って、めっちゃレパートリー考えてたの。上手くいってよかったぁ…』


「おおおおお……そんなに俺の事を……」


『うん。あのゲーム、FBが勝ってくれて本当に良かった。今なら言える気がするよ』


なんとなく、これは俺のなんとなくの勘なんだけど、そこから先は俺から言わなきゃ!って思った


「待ってあなた!先に言いたいことがあるんだけど……」


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俺は大チャンスを逃さなかった
幸せな空気に包まれ、あなたをそっと抱きしめた


こんな日が来るとは全く思ってなかったけど、幸せすぎてなんでもっと早く言わなかったんだろうって思う


昔の俺へ


俺とあなたは両思いだよ
自信もっていけ!!!
…でもマリカには勝てよ?!








**勝者にはご褒美を FB END**

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