私達は音を早速奏で始める。まず始めはセイルからのピアノソロだ。クラシックのような伴奏の弾き方で弾いている。その次にドラムが入る。ツツはシンバルを多めに使うようにお願いしている。そして最後はギターだ。ベースが入ってから私のギターが入る。手首にスナップを利かせて奏でる。
ラーと私は高音ボイスを出す。今回担当しているゲームはアイドルっぽい女の子や男の子の歌う楽しさを表現できるように歌う。今回は私とセイルだけで歌う。二人だけの合唱だ。
オープニングだから短い。ファンの皆に伝えると、寂しがってたり、そこがまた良いと言ったりして私の発言に応じてくれた。私達はその後何曲も発表し、歌い上げ、そのたびに大きな歓声をもらった。そして最後の曲。
その曲はみのりちゃんたちと一緒に歌う約束をしている。私達は楽器を揃え、ツツはアナウンスするためにマイクを持った。舞台の方に向かって声を出した。
左の方から皆が登場する。最後の曲は決めている。夜に駆けるを歌うのだ。定置についてからセイルの伴奏、そしてイチョウの歌声とともに始まる。少ししんみりとした歌だけど盛り上げられるように頑張ろう!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。