第10話

✿︎ せんせいにかんしゃをこめて
958
2025/10/13 14:13 更新












































紫 Side




















紫色さん
 … ん " 〜 、、 





赤色さん
  なんて顔してんだよ 笑 





朝の回診が終わり 、 仕事のデスクの前で考え事をしていたところなつが笑いながら声をかけてきた 。





だって 、 






そう声を出す 。





紫色さん
あいつらどー考えてもおかしくね ? 





赤色さん
 … ん 〜 笑 まあな 〜 、 





なつはそう言って笑った 。




困ったような 、 呆れているような 。 そんな顔をして事務室の外を眺めた 。




事務室のドアの先にあるナースステーション 。 そこの近くにはあいつら4人の病室がある 。





赤色さん
 ま 、 あいつらにもなんか隠し事くらいあんだろ 





紫色さん
 … ん 、 ま それもそうだな 





朝 、 病室を尋ねた時から様子はおかしかった 。




何かを急いで隠したような形跡があったり 、 回診はすごいスピードで終わらせようとしてきたり 。




何かを隠している 。




そんな感じだった 。




基本的に俺の担当するらんとみことは嘘が下手くそだからよく分かる 。




すちとこさめは割と真顔で嘘をつくからなつがよく頭を悩ましているのをよく見ていた 。




まあ 、 4人で嘘を着くとなると絶対にらんみこが足を引っ張るからな 。




直ぐにバレるわ 笑

























桃side























水色さん
 … みこちゃんのりとって 〜 ! 





黄色さん
 のり ? はいどうぞ ! 





水色さん
ありがと! 





緑色さん
 こさめちゃんが作ってるのは 、 折り紙の薔薇 ? 





緑色さん
きれいだねぇ ( 撫  





桃色さん
すちは2人の絵 ? 相変わらず上手すぎ 





緑色さん
そんなそんな 笑 





黄色さん
らんらんのお手紙もきっといるませんせとなっちゃん喜ぶ ! 





水色さん
みこちゃんのきりん ?の絵も上手やね ! 





桃色さん
え 、 ゴリラじゃないの ? 





緑色さん
違うよね 、 みこちゃん 。 ねこだよね 〜 ? 





黄色さん
ちゃうし ! くま ! 





水色さん
 … ぁ 〜 、 くまね 。 こ 、 こさめ最初からわかってたよ 





黄色さん
絶対嘘や … 泣 





みこととこさめの会話を横目に俺はまた書いている途中の手紙に目を落とす 。




実は 、 みことが先生にいつものお礼をしようと引き出しからいっぱい便箋やら何やらを出してくれたのだ 。




書き始めて直ぐに先生が回診に来た時は焦ったが 、 きっと怪しまれてはない 。( バレている )




いるまとなつに書く手紙 。 便箋には何度も消したあとがあった 。





緑色さん
 ん 〜 ? らんらんどうしたの ? スランプ ?





桃色さん
スランプて笑 まあそうだな 〜 、 手紙むずい 





伝えたいことが多すぎてまとまらない 。




これが手紙を書き始めて最初に当たった難関であった 。






緑色さん
いいんだよまとまらなくても 、 どんなのでも2人は喜んでくれるよ 





すちは優しく笑う 。




俺はその笑顔になんども救われているのだとまた 、 実感した 。










数時間経てば 、 言葉もまとまった 。 




それと同時にみんなも渡す準備は整ったみたいだ 。




ただ1つ 。 問題は _____





水色さん
どうやって渡そ 〜 ? 






黄色さん
ん 〜 ? 先生が夜の見回りに来たらバーンって ! 





緑色さん
 ばーん ? 





桃色さん
まあ 、 そんなんでいいでしょ 渡せれば 





ちょっとだけ雑いかもしれないけれどまあいいだろう 。




喜んでくれるだろうか … 。




少しだけ心配 。





だけど 、 みんなの笑顔を見ていると大丈夫だって思えるのだ 。









赤side





夜の見回りの時間 。





朝の回診の様子からして 、 体調が悪いとかだったら心配だったが




特にナースコールとかはなく 、 看護師さんも「 お昼もいつも通りでした !」




と教えてくれたからまあ大丈夫だと思う 。





赤色さん
ほらいるま行くぞ 〜 ! 





紫色さん
 おう 笑 





仕事部屋から出ているまと並んで歩く 。




この時間が少し落ち着けて 、 どこか嬉しくて 、 好きな時間だ 。





赤色さん
 見回りきたぞ 〜 





ノックしつつ 、そう声をかける 。




「 は 〜 い ! 」とこさめの嬉しそうな声がしたからすかさずにドアを開けた 。





水色さん
ど 〜 ん っ ! 





黄色さん
ど 、 ど ー ん 、 ? 





こさめとみことがいっせいに飛び込んでくる 。




あぶねえと思いつつ 、 優しく頭を撫でてやった 。





紫色さん
 … ? おいらん 。 何笑ってんんだ 、 





赤色さん
チンピラみたいでこわいぞ ー いるま 〜 




いるまに思わず突っ込んでしまったが 、 たしかに様子がいつもと違う 。




なんかにやにやしてるんだが … いやこええよ





緑色さん
まあまあ 、2人ともこっち来てよ





すちの呼び掛けで 、 俺らはおずおずと中に入る 。




言われるがままにお見舞用のイスに腰を降ろさせられた 。





桃色さん
 ほら行くよ 、 せーのっ 





らんの掛け声でみんながいっせいに口を開いた





 「 いつもありがとう 」





みことは人懐っこいその笑顔で 。




こさめはいつものとびきり明るい笑顔で 。




すちは 、 優しくお月様のような笑顔で 。




らんは嬉しそうに微笑んで 。





そんな 、 嬉しいことを言ってくれたのだ 。





水色さん
これ 、 作ったの ! 





こさめを筆頭にそれぞれが絵や折り紙やお手紙を渡してくれる 。





思わず俺は 、 すちとこさめを 。




いるまはらんとみことを抱きしめた 。





抱きしめた肩越しにらんがくれた手紙が見える 。




「 大好きです 」




その文字が何かで滲んで見えた 。





赤色さん
  俺 、 医者になって良かった 、 ぁ 






そう 、 本気で思えた 。





























第1章完結



























交換宣伝



七瀬さんの小説です !
このお話はとにかく感情移入してしまう話で 、 展開が気になってどんどん読み進めて言っちゃうお話でした✨️
後 、 小説とは関係ないけど七瀬さん自身ものすごく良い方だった … 。 ありがとうございます … 😭















私 、 のりおさんの小説は全部読んでいるんですけど 、 この小説は本当にいちばんすきです !
描写が丁寧で 、 読んでいてここちよいテンポ感なんですよね … 😭完結おめでとうございます✨️











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