自分side ──────────
1週間後
今日は、私の家族とりのの家族でBBQをする日。
私は、母の手伝いをしながら彼が来るのを待っていた。
あいえんは嬉しそうな顔をして、私の横を駆け抜けた。
その目線の先には―――
うーん、あいえんが仕事しないのは私も怒ってるけど、엄마はりのに甘すぎるよ…
返事に困ったりのを見かねて、私はりのに声をかける。
そう言ってこちらを振り返る。
…こういう所が、優しいんだよなあ。
優しすぎて、余計好きになる。
行かせたくないって… ただ幼なじみが心配だから言ってるんだろうけどこっちは心臓バクバクですよ…
そういって、彼が門の外に出ようとした時、
そう聞いた母は、驚いた顔をした後、急に笑みを浮かべた。
何か、企んでる…?
そう思っている間に、엄마がりのの엄마に耳打ちしているのが見えた。
…?
なるほど…そういうことか!?
私達の엄마は、どういう訳か私とりのを仲良くさせたがる。 まあ、엄마同士が仲良いのだから仕方ないと言われれば仕方ないのだが…
喧嘩した時も直ぐに察知して、お互い裏で連絡を取りあっては私達の仲を保とうとしている。バレバレなんだけどねㅎㅎ
まあ、お陰で助かったこともいくつか、ありますが…
りのは何て言うんだろう、、、
…何となく、察した。
表面上はいつも通りに戻ったように見えても、思った以上にお互いが壁を作っていたから、まだ半分しか崩せていないのかもしれない。そして、その事実をりのも感じているのだと、、、
多分、2人きりになったら―――
私達は半ば強引に 、 買い物に行かされた。
少し呆れたような顔をされたが、りのと2人で買い物に行く事は別に悪い事ではなかったので、深堀りする理由はなかった。
いえにには到底言えないけど。
彼は可愛すぎるから、四捨五入したら妹ということで()
天性の末っ子気質なのか、どれだけイトアでもつい許してしまうことは多い。
喧嘩はするけど、あの可愛さで謝られた矢先には、こちらが申し訳なくなってしまうほどだ。
―――???
彼が突然何を言い出したのか、分からなかった。
りのは、私と毎日一緒に過ごしたいの?沢山可愛がってもらいたいの?
あぁ、なんだ。 マンネになってみたかったってだけね。
相手は誰でもよかったのか… 余計な事、言わなくて良かった…ㅎㅎ
でも―――
私は少しムッとして聞き返した。
りのは少し笑って、
あやふやにされたまま、気づけばスーパーに到着していた。
確かに、私達の関係は、友達以上ではあるけど、姉弟に匹敵するのかと言われたら分からない。そしてこの状況も、これから変わるのかもしれない。
それが良い方向なのか、悪い方向なのかは知らないけど…
良い方向だといいな、と思いつつ、また1段、2人の壁が崩れたような気がした―――。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。