淡いブルーのワンピースを着て、髪を巻く。
…2人で出かけるのが久々で、どんな格好にしていたか忘れちゃった。 そう思いながらバッグを持ったところで、ちょうど通知が鳴った。
階段をおりて、ドアを開ける。
ガチャ
そう言って2人で駅まで歩き出す。
少しして、彼がこちらを見ていることに気づいた。
やっぱり失敗かと半泣き状態で彼に目を向ける。
―――何それ。褒めるの下手かっ
そう言うと、彼は少しムッとしてこちらを睨みつけた。
普段あまり褒めないからこそ、褒めるのに手間取る様子が面白くて可愛かった。
🎡──────────
キャーーー 🎢
―――今、どういう状況かと言うと…
超急降下型ジェットコースターに2人で乗ってます!!
思ったより高度高くてびっくりしたけど…
キャーーー🎢
🎢…
次のアトラクションに乗り込もうとした時、腕を引かれて別の方向へ連れていかれた。
ここって―――
👻🏚 ──────────
…絶叫系は乗れるけどホラーは苦手なんですよ!!
そう思いながら彼を睨みつける。
気づけば12:00を過ぎていた────。
そう言うと彼は笑いながら売店の方へ向かった。
そんなことを考えながらスマホを見ていると────
────とは答えたものの、英語が上手な訳でもないしなあ…難しい質問されたらどうしよう、、、。
そう言って彼女はマップを見せた。
さっき行ったとこじゃん…!
場所は分かるんだけど説明ができないよ、、どうしよう…。
ちょっとそれは、、、
さっきのアトラクションまでは多少距離があるし、りのに迷惑をかけてしまう。だけど彼女の事を放っておく訳にもいかないし…
そんな風に返答に迷っていると、ふと背後から声が聞こえた。
そう言って彼女は足早にアトラクションへ向かった。
あまりにもネイティブな発音だから驚いてしまった。
もしやバイリンガル…?
何を言おうとしてたんだろう、、、
でも、多分もう二度と会わないよね。
金髪で笑顔が王子様みたいだったな────
そんなことを考えていると、りのが戻ってきた。
午前中に乗りすぎたからか、食後は2人とも気力が尽きてしまい、メリーゴーラウンドやバイキングに乗って早めに帰ってしまった。
本当は観覧車も乗りたかったけど…彼を一人にする訳にはいかないからね。
同じ頃 ──────────















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。