第11話

特級呪霊
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2021/01/21 12:35
振り向くと五条先生がいて、虎杖くんとなんか話したら

私も連れてなんかどこかへときた。


五条「待った?」


そういう五条先生のそばで虎杖くんは騒いでいる。


虎杖「どこ!?ねぇここどこ!?」

水琴「わかんないけど落ち着こ」



虎杖くんが騒ぐのも分かるのだけど…

今目の前に特級いるしねー?

にしてもあの特級、面白い頭の形してるなぁ…



五条「見学の虎杖悠仁君と須川水琴ちゃんです」


水琴「なに呑気に自己紹介なんてしてるんですか」


相手の顔が、ぷすーって感じ…


漏湖「なんだそのガキ達は。盾か?」


その言葉を五条先生は否定し、ただの見学だと言ったけど

ただの見学?w


五条「この子達に色々教えてる最中でね。ま、気にせず戦ってよ。」


漏湖「自ら足で纏いを連れてくるとは愚かだな。」


そう言われると五条先生はチラッと私を見て言う。


五条「大丈夫でしょ、こう見えても水琴は特級術師推薦候補で
僕とまではいかないけど強いからね
それにさー?君、弱いもん。」

水琴「褒められちゃった照れる」


五条「棒読みだねー」


私達はのんびりと会話してるが、

相手の特級さっきの五条先生の言葉で怒って殺気を出している。

まぁそりゃそうだよね、弱いって言われて怒らないわけがない

その殺気のせいで虎杖くんはビクビクしてる。

すると五条先生が虎杖くんの頭に手を置いた。


五条「大丈夫、僕から離れないでね。あ、水琴もだよー?」


そう言い終わると相手の特級が領域展開をした。


漏湖「領域展開『蓋棺鉄囲山!!』」


領域展開に虎杖くんが興奮したように口を開いた


虎杖「なっ....!!なんだよこれ!!」

五条「これが『領域展開』術式を付与した生得領域を呪力で周囲に構築する。」

水琴「私達が少年院で体験したのは術式の付与されていない未完成の領域らしい、ちゃんとした領域なら私たちは確実に今はこの世にいないって言ってた。」

五条「領域を広げるのは滅茶苦茶呪力を消費するけどそれだけに利点もある。


1つは環境要因によるステータス上昇。


もう1つ.....領域内で発動した付与された術式は絶対あたる。」



そう言って特級が攻撃してきたので五条先生は呪術で守ってくれた。

でもなんか、ぐいってされて

私はなんかその…抱きしめられたみたいでびびったぁ…


五条「そして領域に対する最も有効な手段、こっちも領域を展開する。同時に領域を展開された時、より洗練された術がその場を制するんだ」


すると相手の特級が叫んだ。


漏湖「灰すら残さんぞ!!五条悟!!!」


五条先生が、目隠しを外している。

すごく綺麗な目だ。

思わずじっと見つめてしまう。


五条「領域展開『無量空処』」


相手が驚いている。

なんかすごく、宇宙空間みたい

驚いている特級の頭を五条先生は鷲掴みにしたまま話を続けた。


五条「ここは無下限の内側。“知覚” “伝達” 生きるという行為に
無限回の作業を強制する。……皮肉だよね、全てを与えられると何もできず、
緩やかに死ぬなんて。でも君には聞きたいことがあるからこれ位で勘弁してあげる」



そう言うと凄い音がして、特級呪霊が頭だけになっていた。

そんなことしてる間に五条先生はその頭だけになった呪霊を足で踏み潰していた。



五条「誰に言われてここに来た」



その一言で雰囲気が変わった


五条「命令されて動くタイプじゃないか……
僕を殺すといいことがあるのかな。どちらにせよ、相手は誰だ?」


その瞬間上から花が落ちてきて

一面が花畑になった。

その花畑では、ほっこりした気持ちになり

その時に別の呪霊が、連れて帰ってしまっていた。















言葉を喋る呪霊…

あいつらではない…


五条「あのレベルの呪霊が徒党を組んでるのか
楽しくなってきたねぇ」

五条「悠仁…っていうか皆にはあれに勝てる位強くなって欲しいんだよね」

虎杖「アレにかぁ!」

五条「ちょっと予定を早めてこれから一月映画観て僕と水琴と戦ってを繰り返す」

虎杖「先生と須川と!?」

水琴「私!?」

五条「体術は、智樹が鍛えていたとはいえ、防御も攻撃もまだまだ甘いからね。」


そっか…私は拳を握って


水琴「よろしく」


と言った。


五条「で、あれじゃあ、なかったっぽいー?」

水琴「はい、あれではないです。なんというか
顔に縫い目があったようなそんなやつでした。」

五条「特級だよね?まだまだ未登録のが暴れてんのね〜」

虎杖「仇打とうな!」

水琴「うん、ありがとう」


私たちはパチンっと手を合わせ、高専へと戻った

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