男の人達が去ってから5日ほど立って私の体はボロボロだった
もう…寒くて腕や足から血が滴っている
刺された目と血が滲んでる体のあちこちが痛いけど、しばらくしたら感覚がなくなって血が出てるところが熱くなった
しばらく何も口にしていなく、体はもう骨同然だ
そうすれば…皆私の事…見てくれてたのに…
……そういえば使用人が言ってたな…呪力だけがいっぱいあっても自由に操れないと意味が無いって…
嗚呼…もう声も出ないや…
死ぬときまで一人かぁ…
もう見えないはずの、潰れたはずの目から大粒の涙が出てくる
……ずっと…ずっとずっと一人だった
それでも、いつかきっとお父様やお母様が私の事を見てくれるって、愛してくれるって
信じてた
………だってそうでも思わなくちゃ私、とっくに壊れてたもん
でも、あの人達が私を愛してはくれなかった
初めて。
泣いたかもしれない
今まで我慢して我慢して、いつか愛されるってその思いだけで耐えてきた
でも、あっさりと私の期待はなくなった
支えるものがなくなったら支えられていたものは溢れ出す
『寂しい』『愛されたかった』
その思いだけが声に出ていた
こうして私は、泣きながら静かに潰れた目を閉じた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!