第23話

20 制裁完了
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2022/08/02 03:00
___ユズハ side
ユズハ
……死ね











そして僕は_________
ユズハ
……禁断魔法発動 存在の消滅
















禁断魔法を使いこいつを殺した。
ユズハ
……………………
たけし
終わりましたね
ユズハ
愚か……
こんなオークションなんてせずにいれば死ぬことなんてなかったのにな……



そう言い……
ユズハ
…………大丈夫だった……?



「へ……ぁ……」



子供は頷いた。
ユズハ
……なら、良かった。
今鎖を取ってあげるから





そして僕はキツくつけられていた鎖を優しく取り外した。


「あ……ありがとう……!」
ユズハ
どういたしまして。



「俺、きっくんって言うんだ!助けてくれてありがとう!」
ユズハ
……きっくん。
……どういたしまして
きっくん
あ、あのね……あっちに俺の友達もいるんだ……!助けて……!
ユズハ
分かった。
……案内してくれる?
きっくん
うん!
きっくんに連れられて来たのは暗くて冷たい監獄のようなところだった。
ユズハ
………………たけし
たけし
はいですぶ。
明かりでてくるぶーーーーーっっっ!






たけしがそう言うとたけしの元にあかりが現れる
たけし
これで明るいですぶ〜!
ユズハ
……よし………………えーっと……



「きっくん、大丈夫だったの……!?」
きっくん
うん!大丈夫だった!
この人が助けてくれたんだー



「……………………」






まぁ……警戒はするよね
きっくん
なんでそんなに怪しむのさ!
この人、あのデブなおっさんのこと倒してくれたんだよ!


「………………え」
ユズハ
…………あいつは悪いことしたからね。制裁を下さないと
ユズハ
……とりあえず……開けるから……



そういい僕は手馴れた手つきで牢屋を開けて行った。
たけし
救出成功!
きっくん
ありがとう!お姉さん!
ユズハ
お姉さん………………



キラキラな目で見られるから中々お兄さんなんだよ と言えることは出来なかった。
ユズハ
……スゥー…………ご、ごめんね……?きっくん……僕お兄さんなんだ……
きっくん
え、男なの!?
ユズハ
うん……
きっくん
えーーーー!
めっちゃ可愛いじゃん!
たけし
この子すぐユズハ様に懐きましたね……
きっくん
ユズハって言うの!?
可愛い名前だね!
たけし
ブヒッ……!?
ユズハ
ぁ……ありがとう……?
たけし
ぶひぃ……やっぱり子供って可愛いですぶぅ……




「な、なんで豚が喋って…!?」
たけし
僕はただの豚とは違うんですよ!
……僕はたけしと申します!
ユズハ様と契約しているから話せるんですよ!

「け、契約……?」
ユズハ
……とりあえず……家に戻ろっか。
手当てもしなくちゃいけないし
ユズハ
たけし
たけし
はい!
みんな、行きますよー!
たけし
瞬間移動ぶぅぅぅぅぅぅ!
___ユズハの家の中
きりやん
待って、これでも警戒するの!?
ロボロ
当たり前やろ!ユズハをどこにやったんや!
蘭たん
……ユズハに何もしてないよね
蘭たん
何かしてたらゆるさない
すぎる
なんもしとらんよな?
shu3
……………………何かしたら許さないです
hacchi
ユズハをどこにやったんですか









ユズハ
よっと……
きりやん
!……ユズハァァァァァァァァァ!








きりやんは戻ってきた瞬間に僕を抱きしめた。
ユズハ
え、何……!?
きりやん
この子達全く信じてくれないんだけどぉ!
ユズハ
え、あ……
ユズハ
…………蘭たん達……
この人本当に僕のお友達だから
ロボロ
ロボロ
そうなん!?
shu3
そうだったんだ……
蘭たん
…………嘘ついてんのかと思ってた
蘭たん
けどユズハが言うなら信じる
すぎる
ユズハ、何処行っとったん!?
hacchi
……ぁ……また新しい子たち……!
ユズハ
……とりあえずこの子達手当てしなくちゃいけないから……みんな……お願い出来る?
ロボロ
はぁーーーい!
きっくん
………………沢山人いるね、ユズハ
ユズハ
そうだよ。
……みんな……きっくん達と同じようにオークションで売られててね……そこを僕が助けたんだ。







きりやん
ぬぁぁぁぁぁ!?
君ら、なになに!?











ユズハ
まぁ……あのうるさい金髪の人は違うけど。
きっくん
友達?
ユズハ
うん

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