第37話

もらった
291
2022/02/11 15:16
菊池風磨
菊池風磨
なんでだと思う?
あなた
えー、病院が怖かったから
とか?(ww)
菊池風磨
菊池風磨
違う…





























菊池風磨
菊池風磨
おばけが出るから(ww)
あなた
なにそれ(ww)
なんでおばけ?
菊池風磨
菊池風磨
よく父さんに言われてた
熱が出るとおばけが出るぞって
菊池風磨
菊池風磨
まぁ、冗談だとは思うんだけどね
あなた
それを信じてた風磨、可愛すぎでしょ(ww)
菊池風磨
菊池風磨
ふふ(ww)
菊池風磨
菊池風磨
ゴホッゴホッ…
あぁ、熱上がったかも…
私は風磨の頭にそっと手を当てた
あなた
ちょっとさっきより熱いんだけど!!
水いる?
菊池風磨
菊池風磨
うん…
私は水の入ったペットボトルを渡した


風磨からびっくりするぐらいの汗がでてる


やっぱり病院連れてったほうがいいんじゃないのこれ!!
菊池風磨
菊池風磨
ハァ………
だるっ…
あなた
今日はもう寝なって
菊池風磨
菊池風磨
うん…
あなた
おやすみ、風磨
菊池風磨
菊池風磨
おやすみ…あなた
私は風磨のおでこに軽くキスをした


たまにはいいでしょ、こういうのも


私がキスをすると風磨の口角が上がった


そのニコッと笑った風磨の顔は子犬みたいだった


私は部屋の電気を消し風磨の元を離れた
あなた
大丈夫かなぁ…
食器を洗ったり、洗濯物を干したり…


その夜、色々とやっていたけど…


やっぱり風磨のことが頭から離れなかった


夜、12時を回った頃


私はもう一度風磨の寝室に向かった


そっと扉を開けると汗をかきながらぐっすりと眠る風磨がいた


私は風磨のベットに入り、横になった


私はそのまま重い瞼を下ろした


《翌朝》
菊池風磨
菊池風磨
あなた?
あなた
💤
菊池風磨
菊池風磨
まだ寝てるか…
菊池風磨
菊池風磨
ゆり!!
私は風磨の大きな声で目を覚ました
あなた
ふう、ま?
菊池風磨
菊池風磨
おはよ、てかなんでここで寝てんの(ww)
なんだろう…


体が重い…


だるい…
あなた
ごめん…
心配で寝ちゃった
熱は?
菊池風磨
菊池風磨
俺はもう大丈夫
てかあなた、声のトーン低いけど大丈夫?
あなた
ごめん…
私…




















あなた
風磨の熱、もらっちゃったかも…
菊池風磨
菊池風磨
嘘だろ…
あなた
ごめん…
菊池風磨
菊池風磨
ばか…
ごめん、ほんとに悪い
俺のせいだよな
あなた
謝らないで
すみません、この度


風磨の風邪を受け取ってしまいました

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