風磨に渡した体温計
39℃という数字を表示して帰ってきた
ちょっとこの人ほんとにやばいって
風磨が立てないって言ったから体支えてあげようと思って風磨に触れたけど
めちゃくちゃ熱持ってる💦
私は風磨のサポートに入りながらもベットまで連れていった
風磨がぐったりしているのを見ると自分までしんどくなってくる…
呼吸するのも辛そう…
私はキッチンにアイスを取りに行き、すぐ風磨の下に
風磨を背に向けベットにそっと座りアイスを渡した
そう言って私は風磨の寝室を出ようと立ち上がった
その時、私の服の袖を引っ張られてしまった
振り返ると風磨が私の服の袖を掴んでいた
小さな子供が親の服を掴んでるかのように
私は何も言わずベットにもう一度座り、風磨の頭優しく撫でた
風磨の口から怖いなんて初めて聞いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。