ベンジャミン視点
僕はネイを愛している
昔は喧嘩ばかりしていた
けれど、一度、一度だけ死にかけのネイを見た
弱ったネイは目の前で倒れかけた
受け止めたら、ネイは「大丈夫…大丈夫…」とうわ言のように繰り返すのみ
不本意だったが手当てをしベットに寝かせると
彼女の幼い所を見た
救い求めるような、か細い声
涙目で赤面した顔
全てが可愛らしかった
その時はそのときだけだと思っていた
けれど、研究所では目でおってしまう
「愛らしい」脳がそれに支配される
細かな所まで見るようになったからか
ネイから少し疎外感を感じた
ネイはそれが悲しかったようだけど
僕だけが居るんだよ
だから
ネイ視点
ちょっと悪寒がした気がする
気のせい、うん、きっと
そう思っているうちにバスを下ろされた
まぁいいです
プッシーキャッツなる者に会いました
なんだこのイタイ集団
なんて思ってたら落とされました
落ちている時、違和感を覚えました
だから、その違和感の場所へ走ることにしました
移動中…移動中…
そういって、彼女達へ消えていった












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。