第64話

六十一話目「君」
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2025/06/29 08:00 更新
ベンジャミン視点
僕はネイを愛している
昔は喧嘩ばかりしていた
けれど、一度、一度だけ死にかけのネイを見た
弱ったネイは目の前で倒れかけた
受け止めたら、ネイは「大丈夫…大丈夫…」とうわ言のように繰り返すのみ
不本意だったが手当てをしベットに寝かせると
彼女の幼い所を見た
救い求めるような、か細い声
涙目で赤面した顔
全てが可愛らしかった
その時はそのときだけだと思っていた
けれど、研究所では目でおってしまう
「愛らしい」脳がそれに支配される
細かな所まで見るようになったからか
ネイから少し疎外感を感じた
ネイはそれが悲しかったようだけど
僕だけが居るんだよ
だから
ベンジャミン
安心してね
ネイ視点
ちょっと悪寒がした気がする
気のせい、うん、きっと
そう思っているうちにバスを下ろされた
紺色碧
…何でしょうか
久代恵
どうせ落とされるだろ
轟久斗
なのです
まぁいいです
プッシーキャッツなる者に会いました
なんだこのイタイ集団
なんて思ってたら落とされました
紺色碧
…あ
落ちている時、違和感を覚えました
だから、その違和感の場所へ走ることにしました
紺色碧
ちょっと行ってきますクナクト
久代恵
えっネイ?!
移動中…移動中…
紺色碧
…誰ですか、貴方
??
…忘れたの?
紺色碧
誰ですか
??
酷いなー
??
…仕方ないでしょ…姿変わっているんだし…
??
まぁいいやー
??
また後でー
紺色碧
ちょっと待ってください、貴方は誰ですか
??
…簡単に言えば
??
君の兄の仇ー
??
また会えてよかった…シュ
紺色碧
ッ!ラセン!ミナミ!
ラセン
あはっ、殺せるなら殺してごらんー?
ミナミ
殺せるとは思わない…けど
紺色碧
っ、なんでなんでなんで?!
紺色碧
死んだでしょ!貴方達は!!
ミナミ
…殺したの、間違い
紺色碧
っ…
ラセン
本当に愚かだよねー
ラセン
ねぇ殺せるものなら殺してごらんー?私達も君を殺す気で行くからー
ミナミ
…またね、シュ、今度会うときはね、大切な人が死ぬときだと思ってよ
紺色碧
させないから!!絶対に!
ミナミ
そう…
そういって、彼女達へ消えていった
紺色碧
させない…させない…二度と奪わせない…殺す…殺してやる…
紺色碧
絶対に、守りきるから
紺色碧
絶対に奪わせない、次会うときは墓に身を埋めることになるよ…ラセン…ミナミ…
??

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