登校初日は席決め後校内を見学し、授業の説明のみで呆気なく終えた
ガラッと無駄にでかいうちのドアを開けた
次の瞬間2人の空気が変わった
無理矢理笑みを作った、お母様とお兄様は安心したようで去っていった、恵美のところに行かなくては
いつも恵美が入れられている部屋、今日もそこに恵美はいた
手当をした、この子は恵美、私の6歳下の妹だ、...こんな...子供の頃にあげたようなリボンを大切に持つような馬鹿な子...今ならもっと...いいものを差し上げるのに...私は昔、この子が大嫌いだった、何故かって?そんなの簡単よ周囲からの評価、その他諸々、子供の頃はなんでも素直に受け止めちゃうでしょ?私だって同じ、この子は周囲から妾の子だなんて揶揄され私も妾の子は悪い子、だからダメなんだと思っていたわでもこのリボンをあげた時この子はすごい綺麗に笑ったの、でもダメね私がどう思ったってこの家は変わらない、この腐っている家は...変わらない...終わらない...だから...私は......ちょっと喋りすぎてしまったわね、昔話はもうおしまいよ
...出てみると案の定、お母様が大慌てだった

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。