そんなある日......。
伊之助の怒声が校舎中に響き渡った。
大声に驚き、学校中の生徒、先生、あらゆる人が一瞬凍りつく...。
伊之助はいつも通り、チャイムと同時に一番乗りで購買部の前に辿り着いたはずだった。
しかし目の前には「天ぷらパン売り切れ」の文字が...。
伊之助は顔を真っ赤にしてアオイに詰め寄り、訴えた。
当然伊之助は納得せず、怒りの矛先は冨岡先生に向けられた。
伊之助は再び加速し、職員室を騒動に巻き込んだ。
美術教師、宇髄天元は騒がしさに気づき、席を立った。
2年香組担任、社会科教師の煉獄杏寿郎もまた、伊之助を見て言った。
胡蝶カナエも微笑んでいる...。
伊之助は鼻息荒く、校長のしのぶに尋ねる。
伊之助が出て行こうとした直前、しのぶが呼び止めた。
伊之助は職員室を飛び出し、廊下を駆け抜けた。



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。