第84話

意地張ってたボクが悪い
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2026/02/22 10:49 更新




明見 笑理
明見 笑理
うわっ……お、追い抜かさないで〜!
皇 友凛
皇 友凛
残念だけど、ともりも脱出したいからね
磁力 チイ
磁力 チイ
……友凛くんだって、1位じゃなくてもいいのにね
皇 友凛
皇 友凛
そう思うなら抜いてみな…!


……友凛は前の方で順調に進んでいる

ならいいが……
悪断 切
悪断 切
俺も頑張らないとな
ここからは障害物が多くなってきた
樹 厘
樹 厘
障害物が増えてきたよ〜っ!?
豊田 瑠愛
豊田 瑠愛
……よ、よそ見しちゃうとすぐ当たっちゃう…
明見 笑理
明見 笑理
気をつけないとだね〜……




皆が前方で進んでいる中、俺は後ろを走る侑芽を見た

……何故か、段々とスピードが落ちてきている


悪断 切
悪断 切
……侑芽、大丈夫か?
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
………………………………
侑芽は無言の後、元気に答えた
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
大丈夫だよ!いちいち聞かなくていいから!
悪断 切
悪断 切
…なら大丈夫だな

心配要らなかったみたいなので、俺は前へマシンを加速していった







そして前へ進むこと数分……









皇 友凛
皇 友凛
……侑芽ちゃん、いるかな〜…?

さっきまで1位だった友凛が減速し、後ろへ下がった

…友凛は何故か中々前へ来ない侑芽を心配そうにしている

天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
……いるよ〜?
侑芽は俺の後ろを走っていた
だけど何故か、侑芽のマシンの様子がおかしい気がする

悪断 切
悪断 切
…さっきまでとくらべて、
調子、悪くなってないか?
悪断 切
悪断 切
やっぱり友凛を助けたときに、
マシンがおかしくなったりしてるんじゃ?
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
………………………………
侑芽の回答は無言だった
そして、無言で俯いた

すると、友凛はなにかを察したように、侑芽に声をかけた

皇 友凛
皇 友凛
……あ、そ、そうなの……?
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
……う、……
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
だ、大丈夫だよ!
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
そんなダサいところ、このボクが
見せると思う!?
皇 友凛
皇 友凛
そ、そうだよね…!
友凛は笑顔になった
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
……ボクは、ボクのペースで
逆転するチャンスを狙ってるから!
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
ほっといてよね!
皇 友凛
皇 友凛
分かったよ…!
皇 友凛
皇 友凛
侑芽ちゃんの逆転、楽しみにしてるよ……!
友凛は嬉しそうに前へ加速していった

…侑芽は大丈夫と言っているけど……

悪断 切
悪断 切
……………………

そしてまた、俺がスピードアップを取ると、侑芽との距離は離れていくばかり
悪断 切
悪断 切
(少なくとも、さっきみたいにカエルタマゴに近づかなければマシンを壊される心配はない)
悪断 切
悪断 切
(もし危険な目にあったら、俺からフォローしていくか)

すると……






景色がまた変わり、次はネオン街のような景色になった


悪断 切
悪断 切
……そろそろ、レースも終盤か
悪断 切
悪断 切
友凛が失速した時は
どうなることかと思ったけど……


皇 友凛
皇 友凛
……よし、順調順調…!

……スピードは失速せずに、順調に前へ進んでいる

悪断 切
悪断 切
……なら、大丈夫だな

俺が安心していると……


前から、豊田さんと明見さんが、スピードを減速してこちらへ来た

悪断 切
悪断 切
……あれ、2人とも、どうしたんだ?
明見 笑理
明見 笑理
……なんか、遅いな〜って……
豊田 瑠愛
豊田 瑠愛
メダルも大事だけど、仲間も大事だし……
悪断 切
悪断 切
……そうか
悪断 切
悪断 切
じゃあ、俺と一緒に走ろうか
俺も、侑芽をフォローできるように……

と思って、後ろを振り返ると……











悪断 切
悪断 切
……あれ?
悪断 切
悪断 切
…後ろにいないな
豊田 瑠愛
豊田 瑠愛
……え、え……?
悪断 切
悪断 切
いくらなんでも、この短時間で
姿が見えなくなるほど失速するもんか……?
明見 笑理
明見 笑理
コースに分かれ道でもあったとか〜?
コースに分かれ道……

俺が見落としただけか…?
悪断 切
悪断 切
……俺、もっと速度を落として
侑芽が来ないか待ってみる
悪断 切
悪断 切
カエルタマゴは侑芽の無敵バリアで
かなり後ろまで下がったはずだし
明見 笑理
明見 笑理
じゃあ、ワタシも待つ!

そうして俺達は、スピードを落としながら後ろへ下がっていった







樹 厘
樹 厘
……なんか、後ろへ下がっているよ〜っ?
磁力 チイ
磁力 チイ
…………………………?












それから俺達は、スピードを落としながら後ろへ下がったけれど……




明見 笑理
明見 笑理
これ以上後ろへ下がれないね〜……
悪断 切
悪断 切
……そうだな
悪断 切
悪断 切
それに、侑芽は来てないし……
結構スピードを落としたが、未だに侑芽とカエルタマゴの姿は見当たらなかった

……おかしいな……


いくらなんでも、こんな短時間で見えなくなるほど……



すると……







豊田 瑠愛
豊田 瑠愛
あっ……!!
豊田さんが何かに気づいた


……俺は後ろを振り向くと……




















悪断 切
悪断 切
侑芽!?



カエルタマゴは赤い目を出してひかり、いかにも調子が悪そうな侑芽を追いかけていた



……そして侑芽は、マシンから長い手を出すカエルタマゴから逃げるように、必死にマシンを加速していた

侑芽の身体は石のように固くなり、マシンを加速するのも精一杯だった
天ノ川 侑芽
天ノ川 侑芽
うっ……
明見 笑理
明見 笑理
ひ、ひっ!?
豊田 瑠愛
豊田 瑠愛
い、石に……!?

侑芽の身体は石のように固まっていた





































ちゃんと説明聞いてれば
‪侑芽ちゃんの‪”‬‬自業自得‪”‬だね







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