……友凛は前の方で順調に進んでいる
ならいいが……
ここからは障害物が多くなってきた
皆が前方で進んでいる中、俺は後ろを走る侑芽を見た
……何故か、段々とスピードが落ちてきている
侑芽は無言の後、元気に答えた
心配要らなかったみたいなので、俺は前へマシンを加速していった
そして前へ進むこと数分……
さっきまで1位だった友凛が減速し、後ろへ下がった
…友凛は何故か中々前へ来ない侑芽を心配そうにしている
侑芽は俺の後ろを走っていた
だけど何故か、侑芽のマシンの様子がおかしい気がする
侑芽の回答は無言だった
そして、無言で俯いた
すると、友凛はなにかを察したように、侑芽に声をかけた
友凛は笑顔になった
友凛は嬉しそうに前へ加速していった
…侑芽は大丈夫と言っているけど……
そしてまた、俺がスピードアップを取ると、侑芽との距離は離れていくばかり
すると……
景色がまた変わり、次はネオン街のような景色になった
……スピードは失速せずに、順調に前へ進んでいる
俺が安心していると……
前から、豊田さんと明見さんが、スピードを減速してこちらへ来た
と思って、後ろを振り返ると……
コースに分かれ道……
俺が見落としただけか…?
そうして俺達は、スピードを落としながら後ろへ下がっていった
それから俺達は、スピードを落としながら後ろへ下がったけれど……
結構スピードを落としたが、未だに侑芽とカエルタマゴの姿は見当たらなかった
……おかしいな……
いくらなんでも、こんな短時間で見えなくなるほど……
すると……
豊田さんが何かに気づいた
……俺は後ろを振り向くと……
カエルタマゴは赤い目を出してひかり、いかにも調子が悪そうな侑芽を追いかけていた
……そして侑芽は、マシンから長い手を出すカエルタマゴから逃げるように、必死にマシンを加速していた
侑芽の身体は石のように固くなり、マシンを加速するのも精一杯だった
侑芽の身体は石のように固まっていた





























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。