第14話

2-1 巨大パフェと悶々
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2024/01/14 11:40
三洲寺甘太郎
も〜っ!憧吾遅いよ〜!
大和憧吾
ごめんごめん
 甘太郎に急かされる。
 今日はニ日連続オフの一日目。
 今日は、甘太郎とパフェが美味しいとSNSで話題の店に行く。
 そして二日目は、京とカフェで合流して俺の悩みを聞いてもらう事になってる予定。
三洲寺甘太郎
ここ!僕が気になってたお店!
 甘太郎が元気に指を指している。
 外観は可愛いい女の子が行く様な、ファンシーな見た目をしている。
大和憧吾
ここに入るのか……?
三洲寺甘太郎
そうだよ!ここのパフェ、インスタ映えするんだよね〜!
大和憧吾
それも良いけど……ちゃんと食べろよ
三洲寺甘太郎
はーい、そんなの分かってるって!味わっていただきます!
三洲寺甘太郎
うわ、ボリュームすごっ!
 運ばれてきたのは巨大パフェ。マスカット、メロン、バナナ、林檎、蜜柑などが贅沢に盛られた、見るからにカロリーがすごいパフェだった。
 内側も何層かに分かれていて、パフェには珍しいレモンやスイカなどもクリームに挟まれていた。
大和憧吾
これ、一人で食べ切れるのか?
三洲寺甘太郎
大丈夫だよ!もし食べきれなかったら憧吾にも手伝ってもらうしさ!
 俺は乗り気じゃないんだが……。というか、そう言うことなら斗真を連れて来ればよかったのに。
三洲寺甘太郎
はむはむ……美味し〜!
 ほっぺたが落ちそうだ〜と、満面の笑みで巨大パフェを頬張る。甘太郎の胃袋って相当デカいのかな。
三洲寺甘太郎
あ!そうそう。憧吾に聞きたいことがあったんだよね〜
 持っていたスプーンで俺を指し、ニヤニヤしながら問い詰めて来た。
三洲寺甘太郎
憧吾さ、好きな人できたでしょ

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