あ〜…昨日は夜更かしして少し眠いな…。
しかもベッドから落ちて起きたし…
眠い目を擦りながら時計を見ると…、
やばい、やばいやばいやばい!
一限目の授業を落とすわけにはいかない!
私は身支度を魔法を使って整えて学校へと向かった。
なんとか午前の授業を乗り越えた私は食堂へと向かった。
カレシ君は大体いつも私より早く食堂に来て、待っているんだけど…、
毎日食べているオムライスを注文しに向かった時だ。
後ろの方から、カレシ君に似た声が聞こえた気がした。
ぶっちゃけ別にカレシ君が誰と何としていようがどうでもいい。
ただ、〝日常に起きた変化”は気になるものだ。
私は急いでオムライスを受け取り、食堂を後にした。
あ、やっぱりいた。
カレシ君は、私と知らない女子先輩となにやらはなしているようだ……。
好奇心から、物陰に隠れるようにして2人の会話を聞き耳を立てた。
先輩の方はよく聞こえない……
何かと思えば料理の話か…
正直〝どうでもいい話”っぽいな。そろそろ食堂に戻らないと…。
…もう少し立ち聞きしてみるか。
料理の話題はどうでもいいの…問題は…、
どうして、カレシ君は私を放って、その〝どうでもいい話”を優先させているのかな…。
…ほんの少しだけ、気になった。
カレシ君のばかでかい声はここまで聞こえているが、先輩の声が聞き取れない…。
私はもう少し2人に近づいてみた。
…!?
気づかれた!?や、やばい…!
慌てて、元いた場所に引き返した。
カレシがこっちに来る…!!
…ていうか、なんで隠れているのかな…私は。
別に悪い事をしているわけじゃない。ちょっとカレシ君を追って来ただけ…。
『カレシを問い詰めろ!!』
私はカレシ君と話し合えると…カレシ君は私が注文をしたオムライスを持っていき、先輩と食堂に行ってしまった。
床に何か落ちている…
私はなんとなく先輩が落としたマジカルペンをスマホで写真を2枚撮り、食堂に戻った。
『先輩のマジカルペンの写真』を手に入れました
結局…オムライスは品切れになって再注文できなかったなぁ…
仕方ない…ナポリタンでも頼むかぁ〜…
そう言って私は席を立って教室へと向かった。


















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。