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「 どうやったらお粥焦がすんだよ馬鹿 。 」
勝利「 知らないよ、気付いたら焦げてたんだもん 。 」
「 あれは水の量少なすぎだって 。」←結局 あなた が作り直すハメに
勝利「 だってわかんないもん俺作ったことないし 。 」←開き直る
「 この焦げたの 謙にぃ に食べさそう 。」
勝利「 だめ!笑 」
「 はい、という事で君は洗い物係に降格~ 。 」
勝利「 は? 」
「 その焦げついた鍋どうにかしてから来い 。」
勝利「 …えぇー、 」
納得いってなそうな 勝利 を残して部屋に入ると2人ともまだ寝ていた 。
「 謙にぃー 。けーんーにー 。起きてぇぇー 。」
謙太郎「 …、 」
「 ですよねぇ 。 」
元々 寝起きの悪い 謙にぃ だから起きないだろうとは思ってましたよっ
とりあえず持って来たお粥をローテーブルに置いて 優太 から起こそうかと思ったら
ゴソゴソ音が…
謙にぃ が何と自ら目を覚ました?!
「 えっ。起きた?笑 」
謙太郎「 んん~っ…、」←ぼんやり目を開けてる
「 おはよ。体調どう? 」
謙太郎「 ゴホっ…起きてるよぉ、」←
「 えっ?笑 」
謙太郎「 …、ゴホゴホ、んぅ…
だぁかぁらぁ〜…起きてるよぉ…
」
「 なに?笑 」
謙太郎「 なぁに…? 」←半分夢の中
「 真似するなww 」
謙太郎「 だからぁ起きてるって… 」
「 ハハハッ。笑
やばいこれ動画撮りたいwww 」
謙太郎「 んぅ…、ん? 」←やっと目が開いた
「 あ、起きた。笑
体調悪くても起きてるフリするんだww
もうさすがっすね!特技だね! 」
謙太郎「 な、に、ゴホゴホ… 」
「 ねえお粥食べて薬飲もうよ 。 」
謙太郎「 おかゆ…? あなた
が作ったの…? 」
「 そう!起きれる? 」
謙太郎「 ん、ゴホゴホっ 」
起きてきた 謙にぃ にお椀を渡したら
ゆっくり取って…、そして落とした 。笑
「 おい!私の布団がぁ!笑 」
謙太郎「 …えへっ 。」
「 えへっじゃないよぉ~。
布団にお粥付いちゃったじゃん~ 」
掛け布団にお粥がべっとり…、
あーあ…
熱で力が入らないってこと…?
とりあえず食べさせてあげることにした 。
「 はい 。」
謙太郎「 …、んっ! 」
「 なに、 」
謙太郎「 …ちゃんとフーフーして… 。」
「 あぁ、ごめん 。熱かった?笑
フーッフーッ…、はいどうぞ 。 」
謙太郎「 ん、あっちゅぃ…、! 」←噛んだ
「 ちゃんとフーフーしたじゃん 。」
謙太郎「 もういい…ゴホゴホ! 」
「 それはダメ 。最低でもあと3口は食べて 。 」
謙太郎「 もういいよぉ…ここ座って… 」
「 ん? 」
ベッドに腰を下ろすと抱きついてきた 。
2人とも甘えん坊ね~…笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。