第9話

# 看病 ④
1,198
2018/06/18 16:49











「 どうやったらお粥焦がすんだよ馬鹿 。 」




勝利「 知らないよ、気付いたら焦げてたんだもん 。 」



「 あれは水の量少なすぎだって 。」←結局 あなた が作り直すハメに




勝利「 だってわかんないもん俺作ったことないし 。 」←開き直る



「 この焦げたの 謙にぃ に食べさそう 。」




勝利「 だめ!笑 」



「 はい、という事で君は洗い物係に降格~ 。 」




勝利「 は? 」




「 その焦げついた鍋どうにかしてから来い 。」




勝利「 …えぇー、 」




納得いってなそうな 勝利 を残して部屋に入ると2人ともまだ寝ていた 。



「 謙にぃー 。けーんーにー 。起きてぇぇー 。」




謙太郎「 …、 」




「 ですよねぇ 。 」






元々 寝起きの悪い 謙にぃ だから起きないだろうとは思ってましたよっ


とりあえず持って来たお粥をローテーブルに置いて 優太 から起こそうかと思ったら


ゴソゴソ音が…


謙にぃ が何と自ら目を覚ました?!




「 えっ。起きた?笑 」



謙太郎「 んん~っ…、」←ぼんやり目を開けてる





「 おはよ。体調どう? 」




謙太郎「 ゴホっ…起きてるよぉ、」←




「 えっ?笑 」



謙太郎「 …、ゴホゴホ、んぅ…
だぁかぁらぁ〜…起きてるよぉ…





「 なに?笑 」




謙太郎「 なぁに…? 」←半分夢の中





「 真似するなww 」




謙太郎「 だからぁ起きてるって… 」




「 ハハハッ。笑
やばいこれ動画撮りたいwww 」




謙太郎「 んぅ…、ん? 」←やっと目が開いた




「 あ、起きた。笑
体調悪くても起きてるフリするんだww
もうさすがっすね!特技だね! 」




謙太郎「 な、に、ゴホゴホ… 」




「 ねえお粥食べて薬飲もうよ 。 」




謙太郎「 おかゆ…? あなた
が作ったの…? 」




「 そう!起きれる? 」



謙太郎「 ん、ゴホゴホっ 」


起きてきた 謙にぃ にお椀を渡したら

ゆっくり取って…、そして落とした 。笑




「 おい!私の布団がぁ!笑 」



謙太郎「 …えへっ 。」




「 えへっじゃないよぉ~。
布団にお粥付いちゃったじゃん~ 」



掛け布団にお粥がべっとり…、


あーあ…


熱で力が入らないってこと…?

とりあえず食べさせてあげることにした 。



「 はい 。」



謙太郎「 …、んっ! 」



「 なに、 」



謙太郎「 …ちゃんとフーフーして… 。」




「 あぁ、ごめん 。熱かった?笑
フーッフーッ…、はいどうぞ 。 」



謙太郎「 ん、あっちゅぃ…、! 」←噛んだ



「 ちゃんとフーフーしたじゃん 。」




謙太郎「 もういい…ゴホゴホ! 」




「 それはダメ 。最低でもあと3口は食べて 。 」



謙太郎「 もういいよぉ…ここ座って… 」



「 ん? 」



ベッドに腰を下ろすと抱きついてきた 。



2人とも甘えん坊ね~…笑

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