気遣い出来る後輩アピールも欠かさずに。
はぁ......皆さんケンカ早すぎません?
この人達のケンカを見ていると、平和というか。前の世界が帰ってきたみたいで......クラスメイトの彼らの喧しさが恋しくなる。
......今までこんなことは無かったんですけどね。
この3人、まとめておくだけでケンカしそうですね。
誰か針と糸持ってませんかね。
もう口を縫い付けた方が早いでしょう。
飛雄さんの意識を翔陽さんに向けさせなかったらケンカしませんよね。アップでも取らせますか......
飛雄さんの方が先に終わるでしょうね.......
飛雄さんの暇を与え、翔陽さんと話させないように手は打っておきましょう。暇を与えたらどうせ「お前はレシーブの練習だけしてろよ」とかなんとか言うでしょうし。
現在の時刻は6時00分......
朝集まってちょうど1時間が経過しました。
チラッと翔陽さんに視線を向ける
日向がレシーブに失敗し、ズッコケた
.....この通り、、飛雄さんがずっとキレ散らかしてます。
でも仰っていることは飛雄さんが正しいんですよね。
翔陽さんのレシーブはレベルが低すぎる......
翔陽さんのこのレシーブのレベルでは、翔陽さんがスパイクで狙われた場合レシーブを仲間に繋げられず、確実に負ける......
しこたま怒られて逃げ出した様ですね。
翔陽さんが私の背中に隠れ、目の前で飛雄さんが声を張り上げてキレている。
他所でやってくれません?私を挟むな。
横から龍之介さんも入ってきた。
龍之介さんまで入ってしまったら誰が止めるんですか??収集がつかなくなるじゃないですか......
はぁ......仕方ない。
いいからさっさと練習して来い。
私に構うな。
龍之介さんの話を聞いていると扉の方から声がした。
振り返ってみると......
考支さんが早朝練習に入ってからもう43分たった
私がボールを適当に投げる。
飛雄さんが私に適当に投げられたボールを完璧に龍之介さんへとトスする。
5時から1時間45分という長い時間を練習していても変わらぬ完璧なフォームに全くと言って良いほど乱れぬ完璧な龍之介さんの打ちやすいスパイク位置。
まるで疲れを知らぬ機械の様。
幼稚園と幼稚園の会話ですか??
返事が「嫌だ」って……
う〜ん、ご最も。
あれ......私コレ聞いても大丈夫ですかね?私、3対3の時は翔陽さん達の敵チーム入りますが...。この情報他の1年に教えて田中さんマークするのもアリですか?
なるほど......3対3の時にも「勝ち」に必要なら翔陽さんに上げることもあるんですね。なら、龍之介さんにマーク2人翔陽さんに私1人で足りますね。
床を拭きながら答える。
その後、飛雄さんと翔陽さんは外へ行った。
それはありますよね〜。あと私、耳良いから余裕で聞こえるのでもう少し離れて喋った方が良いですね。
え゛......。ダメですかね...
もう少し文句を言う......、、文句。。。????、
文句などなぜ言う必要が??
飛雄さんを怒らせると面倒なので嫌ですよ??
早朝練、朝練どころか午前の授業まで終わり。
午前最後のチャイムが鳴り昼食を摂る時間になった。
特にいつも通り仲良く食べるような仲がある人物私にはいませんのでお弁当を食べるんですけどね。
教室を見渡すと皆人と食べている。
流石にここでは食べたくないですね......
1人で食べてる人物私以外にいませんかね......
確か、谷地仁花さん。
人見知りな性格なのか自己紹介の時に訳の分からないようなことを言っていたような気がする......。
い、いやでも。急に男に話しかけられたくないですよね??そもそも実はあの方に友達がいてあとから人来るかもしれませんし......。でも、学生生活に置いて1人で行動するというのは......
やっぱり、今必要じゃないのでいらないですかね。
この敬語キャラもしんどいですし。
最悪あそこのイデアさんのような湿った雰囲気の軍団に仲間に入れてもらいましょう。あそこの軍団は奇数なので後々2人に別れろって時に余りますでしょうし、その時に頼るとしましょう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!