簡易的な入社式を済ませ
あなたは 今日から正式に
ポートマフィアの構成員となった
中也との関係は出来る限り伏せられ
一般の構成員として 組織に入社した
中也の言う通り りつくんは この一年
前線に一度も出ることなく
中也の幹部補佐として 書類整理をしたり
体術を習ったりしているらしい
幹部の中也とは滅多に会わなくなり
私は 忙しい毎日を過ごしていた
何だろう、中也と会うのは久しぶりだ
小さい頃よく遊んだ中也の執務室
今日は少し緊張する
あなたは一つ深呼吸をし
扉をノックすると中へと入っていった
渡されたのは 有名ブランドの小さな箱
中には 小さなキーホルダーが入っていた
キーホルダーには写真を
挿入出来るようになっており
たいやきの写真が入れられていた
中也は私の パパでは無い
幼児化した 私を嫌な顔一つせず
守り 育ててくれた
この人とポートマフィアの人たちは
私の保護者であり 家族
私は りつくんだけじゃなくて
マフィアの人たちの役に立ちたい
そのためにこの組織に入った
私は これからも
中也とマフィアの人たちと支え合って生きて行く
私の "家族"は横浜のマフィアです
おわり
最後まで読んでただきありがとうございます。
いつものほんわかとした 雰囲気とは違う
作品にしてみました。
夢主ちゃんと中也にも いつか別れが
訪れるんだろうなと思いながら書きました。
完結まで書き上げて一気に出したかったので
出すまでに時間がかかってしまいました。
この作品はこれで終わりですが 2 の方は
まだまだ続いて行きますので
引き続きよろしくお願いします。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。