第38話

約束 #2
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2024/04/22 14:59 更新
ジュンくんの言葉に
どう応えたらいいのか分からなくて
戸惑ってしまったけれど、


私の答えももう決まっていた。


あなた
さっきジュンくんに
言った通りなんだけどね…
回りくどくなってしまいそうだけど

とにかく率直な気持ちを伝えなきゃ。
あなた
私もレイも、みんなとは平等にいい友達で
いることが一番だって思ってたの。
そもそも、みんなみたいな人達が
私達なんかを特別な目で見るかも
なんてこと、思ってもみなかったしね
ジュン
そんなことない
あなたもレイも素敵な人だよ
あなた
ありがとう。でもね、恋愛感情なんか
抱かない方がいいって思ってたのに
やっぱりダメだった
ジュン
それって…
あなた
うん、ジュンくんの言う通り。
自分の気持ちには嘘はつけないよね…
素直になるしかないんだって。
実はね、そう決心したのはついさっきなの
ジュン
ついさっき??
あなた
そう、レイと話していて決心したの
無理して気持ちに蓋なんかしたって
友達としても上手くやっていけないし
好きな人のことは好き、でいいやって。
さっきレイに宣言したばかりなの。

認めるって。
私は…
逸らし気味にしていた目線を
ジュンくんに合わせて、

ついに私は


伝えたかった一言を彼に投げた。
あなた
私は、ジュンくんのことが好きだって




ジュン
ほんとに…?!



大きな目を最大限見開いてジュンくんは言った。


信じられない、といった顔。


本当に当たって砕けろな気持ちで
ここに来てくれたんだ。


叶わないかもと思いながらも気持ちを伝えるって
勇気も気力も必要なのに。
ジュン
あなた、ありがとう
まさか同じように思ってくれてるなんて
思ってなかったから…嬉しいよ
安心したように笑うその顔が眩しかった。





けれど喜びも束の間。
せっかく想いが通じ合ったのに


来週には離れ離れになってしまう。
あなた
でも…これからしばらく
会えなくなっちゃうんだよね
ジュン
電話もカトクも毎日するよ
仕事もたくさん頑張って、
僕の活躍をちゃんとあなたに
見てもらえるようにする。
寂しいけど、お互い片想いのままよりは
ずっといいよね?
力強い笑顔に、私もつられて笑顔になる。
あなた
そうだね、4ヶ月…
きっとあっという間だよね










ジュン
あなた
ジュンくんはさっきとは違う
少し照れたような笑顔で私の名前を呼んだ。
ジュン
僕は女の人とこんな風に
気持ちを伝え合って
ちゃんと付き合ったことなんてないから
どうしたらいいか分からないけど…
そう言いながらテーブルの向かい側から
こちらに移動してきて私の目の前に来ると

私の両手を強く握った。
ジュン
あなたとの約束が欲しいんだけど
いいかな?
あなた
約束…?





ジュン
そう。これからずっと
お互いを一番に思い合っていけるように









少しずつ、ジュンくんの顔が近づいてくる。










察した私は目を閉じる。












唇が重なった瞬間、少しだけ目頭が熱くなった。

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