第22話

🐍 「返事を曞く」
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2026/08/10 06:41 曎新


第1郚『ハリヌポッタヌず賢者の石』

第2章「手玙の向こうのハリヌ」

第2話「返事を曞く」


ハリヌの手玙はセシリヌの机に眮かれたたただった。


蝋燭の灯りの䞋で
セシリヌは䜕床も封筒を芋返しおいた。


曞かれおいるのはハリヌらしい走り曞き。


でもその䞀行䞀行に兄匟の絆を感じる。

セシリヌ
セシリヌ
さおず  どう曞こうかな


セシリヌは新しい矊皮玙を広げた。


でもペンを握っおも文字がなかなか浮かばない。


䜕を䌝えればいいんだろう


自分はホグワヌツにいるけど生埒じゃない

——そんなこずはもちろん曞けない。


それにハリヌがどんな状況かほずんど知らないのに
適圓な返事もできない。

セシリヌ
セシリヌ
うヌん 


ずりあえず曞いおみる。



『ハリヌぞ

手玙ありがずう
ホグワヌツが想像以䞊にすごかったっお聞いお
私もワクワクする。

グリフィンドヌルに入るなんお玠敵ね

もっずロンずハヌマむオニヌのこず知りたいわ  』




ここでペンが止たる。


ホグワヌツの日垞に぀いお
聞きたすぎお聞きすぎおる気もする。


そもそもホグワヌツにいるこずを悟られおはいけない。



セシリヌは曞いた文を慎重に消しゎムで消した。



『ハリヌぞ

手玙読んで本圓に嬉しかった

私も早くホグワヌツに行きたいな。



来幎になったら—』

セシリヌ
セシリヌ
䌚えるね 


この郚分だけ曞きかけたたたたた躊躇う。


「来幎䌚えるのを楜しみにしおる」——

本圓はそう曞きたい。


でも今自分はハリヌに䌚えるような堎所にいない。


ハリヌが思っおいるよりずっず近くにいるのに、

逆に䞀番遠い存圚なのかもしれない。



セシリヌは溜息を぀きながら
机の呚りに散らばった䟿箋を眺めた。


結局䜕も曞けないたただ。こうしおいおも意味がない。


でも䜕か送らないず心配させおしたう。



そこぞ扉が静かに開いた。スネむプだ。

スネむプ
ただ曞いおいるのか


スネむプの䜎い声にセシリヌは反射的に顔を䞊げた。

セシリヌ
セシリヌ
あっ  ごめんなさい。
なかなか曞き進められなくお


スネむプはじっずセシリヌの机を芋぀めた。


散乱した矊皮玙や矜根ペン。


明らかに迷いが透けお芋える状態だ。

スネむプ
時間をかけるものではない


蟛蟣な蚀葉のように聞こえたが、

スネむプはそのたた新しい矊皮玙を
䞀枚セシリヌの前に眮いた。

スネむプ
䜿いなさい


それだけ蚀うず螵を返した。

セシリヌ
セシリヌ
ありがずう


セシリヌが返事をするず

スネむプは振り向きもせず出お行った。


けれどその動䜜䞀぀䞀぀が䜕かを語っおいるようで、

セシリヌの胞に枩かいものが広がった。


スネむプなりのサポヌトだず分かるから。



改めおペンを執る。今床は䞀文字ず぀慎重に。




『ハリヌぞ

手玙ありがずうホグワヌツでの生掻をたくさん教えおもらえお嬉しいよ。私も早くホグワヌツに行きたい

グリフィンドヌルに入るずしたら
私も赀い服を着るこずになるのね。

どんな制服なのか想像するだけでワクワクするわ。



ロンずハヌマむオニヌずも早く友達になりたいな。

あなたの説明じゃ党然足りないもの
詳しく知りたくお埅ちきれないわ。


私も毎日頑匵っおいるからね。
来幎䌚える日を楜しみにしおいるわ。

セシリヌ』



セシリヌは最埌の郚分を読み返し、

「䌚える日」ずいう蚀葉に少し眪悪感を芚えた。


でも嘘じゃない。


ハリヌには真実を知らせられないけれど、

「䌚える未来」を望んでいるのは確かだから。


手玙を䞁寧に折り封筒に入れ蝋で閉じる。


蝋の色はスネむプからもらった玫色。


この手玙がハリヌに届いた時の
衚情を想像したら自然ず笑みがこがれた。


セシリヌ
セシリヌ
よし、これでいい


セシリヌは怅子から立ち䞊がり郚屋を出た。


郵䟿宀にこの手玙を預けるために廊䞋を歩いお行く。


途䞭で振り返るず郚屋の䞭の蝋燭がただ灯っおいた。



い぀かこの秘密を明かせる日が来るずいいな

——セシリヌは匷く願った。


でも今はただその時じゃない。


代わりにたた明日からハリヌからの新しい手玙を
心埅ちにする日々が続いおいくのだず思えた。


廊䞋の先でセシリヌの圱が静かに䌞びおいた。


宛名には
「ホグワヌツ魔法魔術孊校䞀幎生H.ポッタヌ様」

ず確かに曞かれおいた。

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