第18話

EP16 屋上へ
153
2026/02/15 09:50 更新
のあ🍪
のあ🍪
えぇ…
のあ🍪
のあ🍪
あなたさん、行かせちゃったんですか?レベル7の討伐に?
もふ👓
もふ👓
うん
もふくんは、本を読みながら適当な相槌を打つ。
私は頭を抱えてしまった。
のあ🍪
のあ🍪
うん、じゃないよ!そんなあっさりと何の能力もない女子高生を戦場に立たせないでください!



もふ👓
もふ👓
…彼女には、少し試して欲しいことがあってね
のあ🍪
のあ🍪
…なんですか?それ
小さな瓶と、ナイフを取り出す。




瓶には液体が入っており、紫でドロっとしている。



ナイフの方は、遠目から見ればごく普通のナイフだが、半透明の刀身に細かいところに管のような物が入っておる。

恐らく、毒を仕込むことができる特別なナイフなのだろう。
のあ🍪
のあ🍪
…毒…?
もふ👓
もふ👓
そう、正解







…もふくんが使える唯一無二の能力。



普段は戦うことができない彼は、いつもサポート役として、敵を弱らせる毒を生み出していた。
もふ👓
もふ👓
新作ができたから、ついでに試させてもらおうと思って…
のあ🍪
のあ🍪
何言ってるの!?
のあ🍪
のあ🍪
それならあなたさんじゃなくてシヴァさんやなおきりさんに頼めば──


…いや、もしかして…
この男もふくんのことだ。そんな事とっくに理解してるはず。


…他の人には頼めなくて、あなたさんにしかできないこと?
のあ🍪
のあ🍪
(…考えてみたけれど思い当たらない)
彼女は普通の高校生…特徴があるとすれば…




……首の後ろの痣?



痣についてはじゃぱぱさんから聞かされている。
ただ、どういう効力を持つのか不明だったはず。
のあ🍪
のあ🍪
…何を考えているのかサッパリわからないです



新幹線に乗ったのは久しぶりだ。
たしか、最後に乗ったのは中三の修学旅行。
2年ぶりか。


たっつん⚡
たっつん⚡
みろ!シンカンセンスゴイカタイアイスや!!!


…ただ、2年前と違うのは隣に黄色髪関西弁眼帯クソデカボイスの25歳がいること。
あなたの一人称(僕・私など)は心底呆れる。新幹線に乗るだけというのに何が楽しいのか理解ができない。
(なまえ)
あなた
車内なんだからもうちょっと静かにしてください…
子供みたいにはしゃぎまわる彼をなだめ、
あなたの一人称(僕・私など)は後ろの席を見る。
後ろにはヒロとえとが座っていた。


えと🍫
えと🍫
……
えとは無言でスマホをいじる。



えと🍫
えと🍫
…あ?……チッ
(なまえ)
あなた
あ、えっと…
目が合い、舌打ちをされる。
…やっぱりこの人、あなたの一人称(僕・私など)にだけ当たり強くない?


ヒロ🐑
ヒロ🐑
…2人とも仲良くしなよー…
えと🍫
えと🍫
なんでもないよ、別に仲悪い訳じゃないし
(なまえ)
あなた
(どの口が言ってんだか…)
…あなたの一人称(僕・私など)は何故かえとに嫌われている…
本当になんで???



お菓子を食べようと、鞄を取り出す。



1番目に着く所に置いてあるのは…
もふから貰った小瓶と、布に包まれたナイフ。
(なまえ)
あなた
…なんであなたの一人称(僕・私など)が…


もふ👓
もふ👓
ナイフの持ち手の部分に蓋があるよね?蓋を開けたら中に小瓶をセットする
もふ👓
もふ👓
新しい毒が調合できたから、レベル7の穢に通用するかどうか確かめて欲しいんだ
もふ👓
もふ👓
後は隙を見て穢にぶっ刺すだけ。念の為、予備として小瓶を2、3個持たせておくよ?いいね?
…そう言われて、あなたの一人称(僕・私など)は道具を受け取った。


(なまえ)
あなた
…上手くいくかな
心配を胸に、あなたの一人称(僕・私など)は新幹線に揺られていた。





現場は宇都宮駅から電車で30分の場所。





…1週間前にも、人が死んだみたい。
花が備えられていた。
ヒロ🐑
ヒロ🐑
…この前死んだのは中学三年生の女子
ヒロ🐑
ヒロ🐑
明るい子で、いじめられたり、トラブルに巻き込まれたわけではない
(なまえ)
あなた
中学三年生…
あなたの一人称(僕・私など)よりも年下だ。そんな人が死んでしまう。


ヒロ🐑
ヒロ🐑
身長は150から160ぐらい
ヒロ🐑
ヒロ🐑
薄い茶色の髪でポニーテール
(なまえ)
あなた
ん?
ヒロ🐑
ヒロ🐑
好きな食べ物は唐揚げで、彼氏はいたことがない。あとTwitterのアカウントは──
(なまえ)
あなた
ちょちょちょ待ってください


(なまえ)
あなた
なんでそんな情報まで知ってるんですか!?
たっつん⚡
たっつん⚡
あーそれな、ヒロくんは亡き人と意思疎通できんねん
(なまえ)
あなた
はぁ!?
この人、心を読めるだけでもすごいのに幽霊と話せるのか!?




たっつん⚡
たっつん⚡
次は、飛び降りたと言われる階段と屋上を見てみよう
あなたの一人称(僕・私など)たちは階段をのぼる。





えと🍫
えと🍫
階段と屋上には今のところ気配は無い
えと🍫
えと🍫
潜伏してるか…他の場所にいるか…
階段の手すりをなぞりながら、えとが呟く。


たっつん⚡
たっつん⚡
屋上への扉…おっ鍵が開いてる!?
ドアノブを捻って確かめてみる。
(なまえ)
あなた
…鍵、壊れているみたい
たっつん⚡
たっつん⚡
あぶねぇな…はよ治せや


屋上へと1歩足を踏み入れる。
あなたの一人称(僕・私など)に続いてえとも足を踏み入れる。






その時、異質な物が見えた。
(なまえ)
あなた
…?



(なまえ)
あなた
…なにあれ
真っ黒な人影?


180cm程の大きな人影
真っ黒で、肌や服らしきものは確認できない。
(なまえ)
あなた
(まさか、アイツが穢…!?)
あなたの一人称(僕・私など)は振り向いて、問いかける。




(なまえ)
あなた
…あの!あれって、穢じゃ──







え?
(なまえ)
あなた
えと、さ…
えと🍫
えと🍫
あぁ?なんだ──




えと🍫
えと🍫
あの二人、どこいった…?
…先程までたっつんとヒロがいたところには
闇が広がっている。
えと🍫
えと🍫
──っ!やられた!
(なまえ)
あなた
えっ、どう言う──
えと🍫
えと🍫
穢だ!クソ!現実と遮断された!
暗闇に手を伸ばす。見えない壁があるかのように進めない。



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