第25話

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2025/08/13 10:00 更新










鋭い風切り音と共に、敵の刃がユリィの頬をかすめた。

しかし、彼女の視線はぶれない。



ユリィ
ユリィ
ここは食い止めるから、
レイは2人を連れて皆の所に戻って!




短く言い切ると同時に、ユリィは一歩前へ踏み込み、
刃と刃を激しくぶつけ合う。

背後でレイが、まだふらつくシノカを支え、
なかむの腕を引いて走り出した。



敵は二人を追おうと身を翻す。
だが、その頭を後ろから押さえつける強い手があった。



ユリィ
ユリィ
逃げないでくださいよ。
ユリィ
ユリィ
こっちにまだ自分がいるじゃないですか。




低く、しかしはっきりと告げた瞬間、
ユリィの足が床を蹴る。

その勢いで敵の体を地面に叩きつけ、
間髪入れずに距離を詰め、刃を喉元へ──



キィン!



金属を擦る、耳障りな音。
刃先は浅く弾かれ、ユリィは眉をひそめた。



ユリィ
ユリィ
…随分と重装備ですね。




その一瞬の間にも、黒装束の敵は一歩退き、
すぐさま腰へ手を伸ばす。

取り出されたのは短く光る刃──ナイフ。

素早く構え直したかと思えば、
一直線に距離を詰めてくる。

ユリィは反射的に後方へ跳び、地面を蹴って着地。

背後の通路からは、レイがシノカとなかむを連れて遠ざかっていく足音が響く。

ユリィは一瞬だけそちらを振り返り、
口元を引き結んだ。



ユリィ
ユリィ
かかって来てくださいよ。
遊んであげますから。




黒い影が唸りを上げて迫る。

次の瞬間、通路は鋼と刃がぶつかり合う
甲高い音で満たされた。













展開進まなすぎて自分で書いててイライラしてきたwww



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